3回目ワクチン接種のジレンマ:夏にもう1回接種を受けるのか?

 ワクチン接種作戦開始から約4か月が経過し、イスラエル人口の4百万人以上が2回目の接種済みとなり、医療機関では未だ明確な答えが無い疑問と向き合っている。ワクチンの効果性はどれくらいなのか。この疑問は3回目のワクチン接種期日に関して不明確さを作り出し、世界やイスラエルでの研究者達は、次の接種を今年の夏に行うことも検討している。

 「もしかすると現在のワクチンが有効ではない変異種が出現し、今回のワクチンとは異なる構成物質で別のワクチンを与える必要があるかも知れない。まだ現実には起きていないが、起きうることである」とアシュドッド・アスータ病院感染病棟責任者のタル医師は語った。

 他の専門家達は、コロナワクチンもインフルエンザ予防接種と同じように、毎年1度接種することになると予想している。「感染にどの変異種がダイナミックであるかを知るのが重要であり、もしかすると数か月後には、現在接種されたワクチンを無効化する変異種が広がるかも知れない」と、シバ病院小児科責任者のゼエブ医師は語った。

 「新しい変異種に対応したワクチンの3回目の接種を受ける必要があるかもしれない。今回のワクチンは6か月以上の有効性はあると想定しており、8~10カ月間は大丈夫だと思うが、まだこの新しい病気を学んでいる最中なので、時間が経過しないと分からない。高い予想としては、毎年予防しているインフルエンザと同じ状況になると思われており、毎年になってくれれば気楽になるのでそう願っている。変異種が多くあるという事は、それだけこのウイルスは攻撃的であるので、毎年ワクチンを開発して接種する必要が出てくるかも知れない」。

 「今のところ3回目の接種をする計画は無い。接種証明書の有効期限が半年であるのも、別にこのワクチンの有効性の期間をベースとはしていない。別に半年後にワクチンの有効性が無くなるわけでもないが、有効性に関しての研究は継続されている。理論上では、もし半年後に効果性が落ち始めれば、有効性が弱体化しているということであり、もう一度ワクチンを接種することが可能となる。しかしそのような状況になるとは思われない」と語った。

 他の専門家達は現段階では、主に情報不足の為にいつ、もう1回のワクチン接種を受けるのかどうかを予測できないと指摘している。「3回目の接種も論理的ではあるが、現段階では分からない。今受けた接種がいつまで有効かも知らず、それを今研究している」とシバ病院感染病棟責任者のガリヤ教授は語った。「現在3回目の接種の安全面も分かっておらず、3回目の接種のリスクが高くなるのかも分からない。3回目の接種は何を引き起こすのか?誰も知らない。副反応が強くなるのかならないのか?安全なのか?これらの質問に対する回答がまだ無い」と語った。

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