2021年4月から観光客がイスラエルへ入国可能な規制

 イスラエルインバウンド観光主催者会議所と保健省は、イスラエルが観光客を受け入れる条件に関する相互の合意に達した。第一回目の封鎖により、2020年3月からイスラエルへの観光客入国が禁止されていたが、ワクチン接種作戦が迅速化した現在、観光業界ではトンネルの先の光を見出している。

 今回の規制は、保健省局長のイタマル教授の協力を得て作成されて承認された。以下が主な内容である:


1.イスラエル入国前に、観光客は事前にイスラエル保健省のHPで健康申請書を記入する義務がある。承認・記入済み申請書は、観光客のイスラエル入国許可前に、保健省の承認を審査する移民管理局に転送される。

2.第一段階ではグリーン・カントリーからの観光客入国が許可される。観光客は前述の健康申請書以外に、イスラエル到着72時間前までに実施したコロナ検査の陰性結果を提示する義務がある。

3.現在イスラエルではワクチン接種が開始し、殆どの国民は2021年3月21日までに接種を受けるため、今回決定した規制内容も緩和されることになるかも知れない。

4.イスラエルの観光主催者は、観光省のHPでグループ許可の申請を提出する義務がある。またイスラエルのエージェントは、次の詳細を提出する義務がある:

宿泊場所と観光コース、初日から最終日まで同行の義務があるガイドとドライバーの名前、観光客グループの詳細、フライトの到着便と出発便、全ての段階で連絡が取れるようにイスラエルの電話番号の携帯電話を有したグループ・リーダー。

5.観光客は、隔離発生時のコストカバーとコロナによる入院費をカバーする海外旅行保険の入会の義務付けがある。もし海外旅行保険がない場合には、エージェントがその費用を負う責任がある。

6.グループには24/7の体制で如何なる健康事態にも対応できる緊急連絡先を設ける。

7.イスラエル国内のグループ行動の正確な記録。感染事態に要求されるグループ行動を記録するアプリをイスラエル観光主催者会議所は関係者へ提供する。

8.グループ行動は、宿泊時には可能な限り分かれて別行動とし、イスラエル国民に課されている規制行動に沿る。

9.観光日程に含まれている全ての訪問地は、保健省の規制と政府が発表した清掃に沿って活動している場所のみ許可される。


 イスラエル観光主催者会議所は次の点を強調した。「我々はレッドやグリーン・カントリーの定義とは関係なく、全国からの観光客入国が可能となるように活動しており、到着前の検査結果に沿うこととなる。イスラエルでのワクチン接種作戦が完了する2021年3月末くらいには、もっと現実的な会議になると思われる。今回の内容は政府関係者との計画と合意の枠内ではあるが、実行・実施の許可はまだ出ておらず、保健閣議の決定に沿うこととなる」とのこと。

 同会議所のデータによると、約20%の観光業界が海外からの観光客に依存しているとのこと。「4月に息が出来るように酸素ボンベを注入するには、現時点で既に規制を公表し、4月から観光が再開できるように、インバウンド・エージェントがイスラエルの営業を始められることを可能にする必要がある」とイスラエル観光主催者会議所所長のヨッシー氏は語った。「殆どの人口にワクチン接種する世界で初めての国としても素晴らしいイメージ・キャンペーンの絶好なチャンスがイスラエルにはある。このイメージの宝物を使用しないのは、最も高価な無駄になるであろう」とも述べた。

 ヨッシー氏はまた、「イスラエル観光の計画には多くの準備が必要で、海外のエージェントもどうすれば観光客が入国し、どのような条件で観光できるのか圧力をかけている。観光客は今日営業して明日来るものではない」とも付け加えた。

 同時にイスラエルのエージェントは、ワクチン接種(2回)を受けた人が取得できる「グリーン・パスポート」を利用したイスラエル人の海外旅行再開も準備している。このパスポート保持者は、レッド・カントリーを含んだ海外からの帰国時の隔離免除、濃厚接触者としての隔離免除なども含まれている。イスラエル・エージェントのマサオット社は、顧客全員から注文時にコロナ・ワクチン接種の証明書提示を要求し、「グリーン・パスポート」保持者のガイドのみ同社のグループをガイドできると発表している。

 同社の社長であるガイ氏は、「2021年3月か4月には歯車が動き出し、旅行を催行できるように願っている。この時期は旅行には最適の季節であり、観光地もそんなに混まない季節でもある。2021年の旅行はコロナの最新情報によって訪問先を変更させるダイナミックな形になると思われる」とも付け加えた。

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