今週金曜日に向かえるエルサレム統合記念日に向けて、統計局が首都に関するデータを発表した。統計局の発表では2019年度のエルサレム市には942,800人が住んでいる。このデータによるとその人口の約62%がユダヤ人、残りの38%がアラブ人となっている。エルサレム市の平均年齢は比較的に若く33.5%が14歳以下、テルアビブでは18.5%、ハイファでは20%となっている。成人の割合はエルサレムが9.2%、テルアビブでは15.2%、ハイファでは20.4%となっている。
2019年には12,300人の新しい市民が加わったが、20,700人がテルアビブ、モディインやラマットガンなどの他の町へ移ってしまった。
結婚の平均年齢はエルサレム市のユダヤ人女性が21.3歳(全国平均は24.4歳)、エルサレム市の男性では24.1歳(全国平均は27歳)となっており、比較的若い年齢で結婚しているが、これは首都に住んでいるイスラム教徒とユダヤ教徒の数が他と比べてダントツに多いためである。
全国の平均出生率は3.09人だが、エルサレムでは3.9人となっており、ユダヤ人女性は4.41人(全国平均は3.05人)、イスラム教徒女性は3.14人(全国平均は3.04人)と高く、これもその理由はイスラム教徒とユダヤ教徒に関係している。
エルサレム1家族の平均収入は税込みで17,094シケル(約523,000円)、収入の構成は71%が給料、29%が手当、援助、年金、投資などによって成り立っている。手取りの平均収入は14,464シケル(約443,000円)で平均出費は11,707シケル(約358,000円)である。
就職率は50.3%(全国は63.5%)、ユダヤ人の就職率は56.7%(全国は67.6%)、アラブ人は38.7%となっている。
58%がマイホーム、34.1%が借家、残りは寮や生活保護者の無料住宅となっている。エルサレムの住宅の平均価格は2,150,000シケル(約66,000,000円)、月平均家賃は3,100シケル(約95,000円)。