2月後半の感染死亡者数が急減少

 今年初旬から現在までに2,393人がコロナで死亡し、1月だけで1,459人、2月は934人となっている。毎日40人以上という数字だ。昨日終わった先月のデータは未だ最終ではなく、死亡者に関する連絡が保健省に通達されるまで時間がかかるが、イスラエルでのコロナ感染死亡者数の減少は、拡大されたワクチン接種作戦が要因であるのは疑う余地はない。

 保健省のデータ解析によると、2月前半では毎日平均で40人が死亡していた。1月の後半は毎日平均53人の死亡者であった。ピークは1月24日で、1日で79人も死亡している。

●感染死亡者数と一日の平均数:

1月前半 合計605人、1日平均40人

1月後半 合計854人、1日平均53人

2月前半 合計586人、1日平均42人

2月後半 合計348人、1日平均25人

 2月の前半に1日平均は42人の死亡者数となり、つまり1月後半と比較すると減少しているが、それでも1月前半より高い数値となっている。2月の後半は急減少となり、1日平均が25人となった。

 それでも12月と比較すると高い数値になっており、12月は合計488人が死亡し、1日平均は約16人であった。11月には合計313人で1日平均10人、9月は957人で1日平均32人であった。

 今回のデータによると死亡者数の減少だけではなく、重症者数の減少も記録されている。今日イスラエル全国には742人の重症者が入院しており、1月2日以来の最低数となった。保健省のデータによると、1月26日には1,199人の重症者がいたが、2月7日までゆっくりと減少していった後に、イスラエル全国に入院している重症者数が急減少を記録した。ピーク時と比べると43%の減少となっており、重症者の減少もワクチン接種の影響がある。ただし60代以上の高い接種率に対し、若者世代の接種率は低いことから、重症者で入院している病人の年齢層が変化した。

●イスラエルの重症者数の移行:

1月24日 1,228人

1月25日 1,140人

1月26日 1,154人

1月27日 1,141人

1月28日 1,132人

1月31日 1,162人

2月2日 1,094人

2月3日 1,074人

2月4日 1,103人

2月8日 1,059人

2月9日 1,097人

2月10日 1,020人

2月11日 1,027人

2月14日 1,008人

2月22日 834人

2月24日 799人

2月25日 770人

2月28日 760人

3月1日 754人

 今朝の最新のデータによると、重症者の57.1%が60代以上となっている。また重症者の20.2%、つまり5人に1人が50代、10.7%が40代、7.4%が30代。つまり重症者の40%近くが30~59歳ということになっている。また全国に20代が17人入院しており、その内の9人が若い女性、4人の少女と2人の少年、9歳以下の女児2人も重症者として入院している。

 今日の実効再生産数は1に上昇し、2週間前は0.79であった。アラブ人の実効再生産数は1.16、無信仰者0.96、ユダヤ教徒0.82となっている。ユダヤ教徒とアラブ人の中で実効再生産数が急上昇している。しかし新規陽性者達の殆どが若者の世代であり、彼らは重症化しない為に重症者の数もここ数週間減少している。データによると昨日の新規陽性者の76.7%が39歳以下、5.2%が60歳以上となっている。実際には新規陽性者の43.4%は19歳以下であった。

 ネタニヤフ首相は今日自身のツイッターで、「感染死亡した人の97%は接種を2回受けていない。その為に保健省の規制を遵守しない者や、ワクチンに対して政治的にシニカルな利用をしようとする者を許す気はない。人命を救おうとしている時に、フェイクニュースに対しては我慢がならない。接種を受けて自分達の命を救いなさい」と伝えている。

 ネタニヤフ首相は今朝のインタビューで、イスラエルの感染死亡者がどうやったら6千人にまで達したのかと尋ねられ、国会コロナ委員会議長のイフアット・シャッシャ議員に対する侮辱としてこう答えた、「あの良く喋る、シャッシャにさっさと聞いてくれ」。イフアット議員が属する政党のヨアズ議員は、ネタニヤフ首相の回答に対し「多くの市民が仕事を失くし、多くの人が亡くなっている時に、首相がそれらをジョークに変えているのを聞くのはとても悲しい事である」と語っている。

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