18~34歳の半分以上が実家生活

 家賃の上昇とコロナ、多くの若者が実家に戻り両親と生活する要因を引き起こし、若者世代の将来にとっては良い兆候ではない。中央統計局のデータによると、18~34歳の半分以上が実家で両親と生活しており、今後増加するであろうと予想されている。

 統計局によると、現在世界中の市民が受けている家賃の上昇と世界経済危機以前に、約50%の若者が両親と生活していた。また「コロナ禍により、経済的困難、結婚の延期や学生の遠隔授業によって、実家に戻る若者の数が上昇すると予想されている」。

 2020年度に、配偶者と子供のいない18~34歳の間で両親と住む若者の割合の上昇が確認され、2019年の50.3%から2020年の51.5%に上昇した。18~24歳の間では2019年の84%から2020年の85.9%の上昇を記録している。

●実家で生活する若者の割合(配偶者と子供のいない18~34歳):

2018年 50%

2019年 50.3%

2020年 51.5%

 統計局のデータによると、2018年には18~34歳の若者は196万人イスラエルに住んでおり、その内の半分に当たる97万8千人が実家生活をしていた。42%に相当する約83万人が自分の家庭を持って生活しており、7%に相当する約12万7千人が一人暮らし、又はシェアハウスに住んでいた。

 2000年から2018年の間には、実家生活する若者の割合が上昇し、同時に自分の家庭を持って生活する割合が減少した。統計局では、この現象は結婚平均年齢が遅くなっていったことに関連していると説明している。この現象はユダヤ人社会でもアラブ人社会でも見られ、アラブ人社会の方が変化が早かった。

●実家に住む若者の割合(ユダヤ人、アラブ人):

ユダヤ人 18~24歳 25~29歳 30~34歳

女性 79% 27% 8%

男性 87% 40% 16%

アラブ人

女性 77% 33% 12%

男性 94% 66% 25%

 実家で生活するのは男性の方が女性より多い。また実家で生活する若者の96%は独身で、実家にいる100人の若者に対して4人は既婚者であり、自分の家が無く借家にも住んでいない人達であった。年齢が上昇するほどその割合は減少している。

 25~34歳で実家にいるアラブ人男性の割合は、ユダヤ人男性の割合の1.6倍となっている。25~29歳で実家にいるアラブ人女性の割合は、ユダヤ人女性と比較すると1.2倍、30~34歳だと1.4倍にもなっている。

●実家に住む若者の割合(属性別):

ユダヤ人 18~24歳 25~29歳 30~34歳

世俗的 87% 33% 10%

伝統的 91% 48% 20%

宗教的 80% 36% 11%

正統派 59% 11% 5%

アラブ人

世俗伝統 85% 47% 17%

宗教的 88% 55% 19%

 OECDと比較するとイスラエルは真ん中に位置している。実家に住んでいる若者の割合が最も低いのはスカンジナビア、ノルウェー、デンマーク、フィンランドとスウェーデンで、男性は10%以下、女性は5%以下となっている。最も割合が高いのはギリシャ、スロバキア、イタリアが男性50%以上、女性40%以上となっている。その次にはポーランド、ハンガリー、ポルトガル、スペイン、スロベニア、トルコ、チェコ、ラトビア、リトアニアそしてイスラエル。

 自分の家庭を持って生活している18~34歳の42%はこのように分かれている。11%は配偶者とのみの生活、30%は配偶者と子持ち、1%が子持ちのシングル。自分の家庭を持って生活している18~34歳の女性の割合は50%であるのに対し、男性の割合は35%となっている。

 正統派の18~24歳の若者の40%が家庭を持って生活しており、宗教的若者の3倍、世俗的・伝統的若者の7倍となっている。世俗的25~34歳の若者で一人暮らししている割合は、宗教的若者より2.7倍、伝統的若者より3.7倍となっている。正統派の若者が結婚もせずに一人暮らしすることは無い。

●実家に生活する若者(出身系別):

ユダヤ人 18~24歳 25~29歳 30~34歳

イスラエル 84% 34% 11%

アジア・アフリカ 87% 40% 16%

ヨーロッパ・アメリカ 77% 29% 10%

90年以降のロシア 75% 31% 11%

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