18分間で170発の爆弾と無人機撃墜

 イスラエル空軍では、「城壁の守り」作戦の最初の3日間に関し、1,000個の爆弾搭載に750個の様々な標的、その内33か所が攻撃的トンネル、160台の地下ロケット発射台、4軒の高層ビル、60人のテロリスト、その中には空爆によって暗殺されたハマス上層部も含まれている。

 以前の作戦や悪化状況とは違い、イスラエル空軍では今回の作戦は初日から大規模な攻撃を開始しており、ハマスがエルサレムやテルアビブへ向けて撃った、前代未聞の特殊なロケット集中攻撃を背景としている。空軍によると、以前では攻撃目標は2日間かかったが、今回の作戦では約2時間で壊滅させたとのこと。

 例えば「特別目標」と定義された攻撃の一つでは、住宅街のど真ん中にあるセンシティブで複雑な目標へ、18分間で170個の爆弾を落とし、無関係な人達を巻き込まずに終了させることが出来た。テロ組織が利用していた4階建てのビルの破壊も同様であった。攻撃2~3時間前に南部司令部と国内諜報機関は無人機を使い、建物がある通りの封鎖と住民達の退去を指示していた。

 しかしイスラエル軍では、今回の作戦で破壊されたロケット製造開発機能は未だ失われいないと想定しており、ただしハマスの今後の数年間に於ける軍事能力に多大な被害を与えたと見ている。しかし諜報局では未だに長距離ミサイル発射台の位置をつかめておらず、第二次レバノン戦争の時には戦闘直後にヒズボラの長距離ロケット能力を壊滅させていた。今日の18時40分にイスラエル軍は、ガザ北部の長距離ロケット発射台を攻撃したと発表している。

 この作戦を実行している空軍部隊は、小型の無人機も4機撃墜しており、一部は約5㎏の爆薬も搭載しており、ガザから国境を越えてイスラエルの特別な目標を目指して飛んでいた。無人機1機はF16戦闘機から発射されたパイトンミサイルで撃墜され、2機目は世界で初めて実戦で使用されたアイアンドームにより撃墜、3機目と4機目は極秘武器で撃墜されている。

 状況悪化から今日の15時30分までに約1,700発のミサイルが発射されており、アイアンドーム部隊は約700発を迎撃して90%の成功率を収めている。ハマスではこれを理解し、南部や中央部に展開しているアイアンドームシステムへロケット集中攻撃の一部を集中させようとした。

 イスラエル空軍はまた、テルアビブ周辺へのロケット集中攻撃があるにも関わらず、ベングリオン空港での活動は維持され、空軍将校が空港の管制塔で、航空検査官と共に活動していた。

 イスラエル軍は今日、ハマス司令官達の4か所の作戦アパートの建物を攻撃した。イスラエル軍スポークスマンによると、ガザ北部ジュバリエ大隊副官のアパートで、最近の攻撃の指示はこの部屋から出ており、その他の3か所のアパートからも同様な攻撃指示が出されていた。アルボレージュ・キャンプの違う攻撃では、2人のテロリストが殺害されている。またガザ旅団司令官はメンバーに対し、イスラエル軍がハマスの攻撃的トンネルを攻撃した時に、イスラエル国内へ侵入しようとしていた約20人のメンバーが死亡したと手紙に書いている。「トンネルを死の罠にしてしまった」と伝えている。

 またイスラエル軍では、ハマスが早急に状況悪化を停止させることに興味を示していることを確認しており、もしかすると24時間以内に実行されるかも知れないとも予想している。しかしイスラエル軍では、アイアンドーム発射台の準備に従事する、高射砲大隊7千人の予備兵召集を発表し、作戦部隊も同様である。また兵士達の外出禁止令も発令された。

 ハマスは停戦に興味を示していると想定はされているが、同組織の挑発的な発言は今でも火に油を注いでおり、軍事部隊スポークスマンのアブ・オバイダは、西岸地区とイスラエル・アラブ人に立ち上がるよう扇動している。「エルサレムは問題の中心であり、エルサレムは我々の最大のシンボルである。今日我々はエルアクサ寺院とシェイフ・ジャラフ居住地住民を守る戦いを実行している。エルアクサ寺院の為の全ての代償は、エルサレムや寺院が無ければ意味がない。我々の武器は我々の民族と我々の聖地を守る為にある」と語った。このスピーチのタイミングは、明日のエルアクサ寺院でもたれる金曜日の集会に向けて発信されており、安息日にはニクバの日を迎える。

 ハマス・スポークスマンは、東エルサレムと西岸地区及びエルアクサ寺院の周辺で暴動を継続するよう要請している。またイスラエル・アラブ人にも火を注いでいる。「この戦いを特別なものとしているのは、全ての場所に於ける我々民族の統一の戦闘である。エルサレム、エルアクサ、イスラエル国内と西岸地区で戦っている我々の民族に祝福を。家から出て全ての場所で戦い、我々もあなたたちの背中を後押しする」と語っている。

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