エルサレムのユダヤ教徒の両親が、娘が惚れたからという理由で14歳の娘を24歳の男性に嫁がせようとして先日逮捕された。両親は自宅拘束となったが、警察にも娘の居場所は分かっていない。
父親の弁護士は、少女と男性との間に恋愛感情が生まれ、「少女は性格が大人びており、父親は彼女を嫁がせることに同意した。父親は尋常ではないと理解していたが、犯罪行為であるとは知らなかった。娘は命に代えてでも結婚を希望し、父親に圧力をかけていた。彼女は誰かを愛したことによって家族全員を巻き込んでいった」と伝えている。
容疑によると両親は先日結婚式を挙げようと計画したが、警察が到着して容疑者とその妻を連行した。警察では両親の留置を5日間延期するように要請した。「調査を妨害する恐れが多々ある。5項目の調査内容があり、それらの一つ一つを彼らが妨害する恐れがある」と訴えた。
容疑者の弁護士は裁判所に対し、「犯罪内容を考慮しても、逮捕する理由にはならない」と弁解し、父親は犯罪行為であるとは知らなかったことも訴えた。「警察署で今回の行為が犯罪であると知らされた時点で、直ぐに彼は結婚を中止した。ここには容疑者が妨害する理由が無い」とも述べた。
エルサレムの地方裁判所裁判官は、父親の自供やその他の証拠はある程度の容疑や調査妨害の可能性もあることを認めてはいるが、規制条件を遵守し、娘との連絡も取らず、身代金支払い後に自宅拘束の為に釈放すると判断した。