1発目の射撃、クイック・ゼロイン:イスラエル防衛軍の射撃を改善するイスラエルのパテント

 軍隊射撃文化と精度に革命をもたらしたアプリ。戦闘部隊でパイロットとして開始してから2年後に、イスラエル防衛軍が購入した「ダブルショット」システムは、ゴラニ部隊、空挺部隊、クフィール部隊、後方支援部隊の救出救助部隊などの旅団で使用した、数千人の兵士達の射撃精度に多大な変化をもたらした。

 既にアメリカやシンガポールの治安部隊に使用されている、イスラエルの登録パテントである。様々な射撃姿勢の兵士の射撃能力を素早く鋭利させるアプリである。

 「ダブルショット」は、ターゲットの着弾点に印をつけ、着弾点間の幅とターゲットとの距離を計算し、金属製照準器又はスコープを修正するという、いつも成功するわけでもない大変なプロセスが、長年課せられた兵士達の照準器ゼロイン時間の短縮改善アプリとして始まった。「ダブルショット」の使用により、計算は迅速に自動で行われ、数発の試し撃ちだけで兵士は自分の銃をゼロインすることが出来る。

 「射撃レベルで我々が抱えていた問題の一つは、集中的なスケジュールの主に新兵の基礎訓練で、部隊や大隊の追跡と管理の欠如であった」と、ジッキームの救助兵の訓練大隊指揮官シュロミ中佐は語った。

 「ダブルショットのお陰で、自分、旅団長及び中隊長も各小隊と各兵士の射撃レベルに関する、表に整理された最新情報をオンラインで受け取る。我々を誤魔化すことは不可能で、射撃が良かった兵士達に個人的な点数を与え、兵士の間違いも起きず、レベルも数十パーセント引き上げる。以前では人事的な問題により、基本訓練終了後に射撃能力のせいで兵士の一部を諦める必要があったが、今日ではそれはもうない」と付け加えた。

 「ダブルショットで訓練した全中隊は、ゼロイン時間が1週間から1日に短縮した。長時間続いた特殊射撃訓練でも30分以内で終了し、弾薬と訓練時間の多大な節約と、最も重要なのは、兵士の射撃と的中の劇的な改善である」と語った。このシステムは、警察の上官の射撃訓練や、老若男女の警察官の基礎訓練に置いても成功しており、着弾の精度とゼロインの時間短縮の重要な改善をもたらした。

 このアプリは各兵士の携帯電話にインストールされ、射撃場ではフライトモードとなっており、各自が自分の射撃能力を確認することが出来、それに沿って改善し、各自の能力を向上させる指示をアプリから受け取る。「このシステムは、兵士達がもっと射撃に上手になろうというモチベーションを向上させ、何故なら射撃の最後に各自の点数が与えられ、その結果を友人や家族にも送信することが出来、どれだけ自分が上手か、又は改善したかを共有することが出来る」。

 このシステムは、陸軍の陸上部隊責任者で、前クフィール旅団長であったオーレン准将と、この分野に長年携わってきたベテランの射撃将校であるタル氏によって開発された。オーレン氏は兵士の射撃場まで赴き、イスラエル防衛軍との協力の一環として、射撃・狙撃将校として任務に就いていた「ダブルショット」インストラクター達と集中的に兵士達を教育指導している。

 「訓練後の射撃を含んだ終了過程テストのゼロインから射撃まで、ダブルショットを利用し始めてから射撃数と弾薬が30%縮小した」と、西岸地区で作戦任務に就いている兵士達の救助大隊訓練基地では語った。「これはテクノロジーサポートとしての素晴らしい改善だけではなく、射撃の文化や訓練にも関係している。カギとなるのは各兵士と各小隊への個人的なタッチだ。射撃能力が改善した為に、戦闘認識試験で通過点数を上げる必要があった」と救助大隊では語った。

 ダブルショットでは、イスラエル防衛軍全ての武器へのアプリ対応を倍増させ、将来的にこのシステムは予備役にも使用される予定である。またこのシステムは海外の軍隊が所有する武器にも、拳銃にも適応している。「このシステムは、兵士が基礎訓練で初めて撃った1発目から予備役で行う射撃訓練までサポートし、中隊長や大隊長も個人的に訓練兵に専念して管理し、中隊や大隊の射撃能力の方向性を見極め、比較し、改善をもたらす情報センターである」と、開発者のオーレン氏は語った。

 オーレン氏と共同で会社を設立した予備役の射撃訓練将校のタル氏は、「以前では、紙の山に射撃訓練の結果を書き込み、最後には何処に置いたかも忘れて、何も学ぶことはできなかった。ダブルショットは、データの保存と解析を自動的に行う多大な能力をもたらしてくれる」と付け加えた。

 同社は、イノベーション局と防衛相の武器開発局の援助によって設立され、西岸地区の事件で、数十メートル先にいたテロリストに向けて数十発を撃った兵士達のが、一発も当たらなかったということが起きた直後でもあった。

 イスラエル防衛軍中隊で同社が行った最短時間は、38分間のみで全兵士の武器をゼロインすることに成功し、他のケースでは兵士達がターゲット間の距離が長い二重射撃の射撃訓練を開始し、ダブルショットのインストラクターの個人指導により、2.74㎝範囲の射撃結果にまで到達することが出来た。

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