雇用人数は半減、収益は80億シケル減少:コロナ禍で最も被害を受けた観光地

 イスラエルで起きた観光危機で、エルサレムが最も被害を受けた都市であり、2020年の西エルサレムのホテル収益は、2019年と比較すると78.6%の減少、東エルサレムを含んだ全体を比較すると78.1%の減少となった。このようなデータが統計局から発表されている。エルサレムのホテル収益に関するこのデータによると、通常イスラエルで最も観光客が訪れる都市がエルサレムで、コロナ禍では例年の4分の3まで減少したことになる。

 世界各国のようにイスラエルでの観光収益もコロナ禍で大被害を受けた。観光客と国内旅行客の大減少は、数十年間も見たことが無い最大の被害を引き起こしている。過去には戦争や2回に渡るインティファーダによるイスラエル観光危機が引き起こされたことはあった。コロナ禍による世界の観光は、第二次世界大戦以来の最大の危機を受けている。

 2020年度のホテル収益は43億シケルとなっており、2019年には127億シケルであった。2020年度ホテル収益の79%はイスラエル人で、2019年度は57%であった。これも外国人の入国が禁止され、殆どの宿泊客が現地人対象であったことが関係している。

 イスラエルでのホテル運営も段々と縮小され、3月から5月末まで完全に停止し、去年のシャブオット祭に向かって段階的に再開された。祭日が多い9月半ばには2回目の封鎖が宣言され、11月半ばまでまたホテルが封鎖され、その後エイラットと死海だけグリーン・アイランドとして再開する法律が制定された。

 これらの場所にはPCR検査陰性結果を提示する必要があり、ホテルはパープル規制に沿った通常運営の許可を取得した。その他の地域のホテルは全て封鎖されるか、レストラン、ジムやプールのサービスなしで部屋での素泊まりだけを運営していたホテルがあった。2020年末には3回目の封鎖が宣言され、グリーン・アイランドも中断されてしまった。

◎2020年度ホテル収益変化率(2019年度比較):

都市名 観光客 現地人 合計

エルサレム -84.0% -64.7% -78.1%

テルアビブ -84.4% -54.7% -75.3%

エイラット -79.7% -48.0% -51.0%

ティベリア -82.3% -47.4% -64.2%

ネタニヤ -83.8% -53.9% -66.9%

死海 -86.9% -53.9% -61.3%

合計 -83.7% -52.2% -65.8%

 2020年度のホテルの平均客室稼働率は25%のみであり、2019年度は70%であった。また2020年度の宿泊数は9百万泊で、2019年度は2千6百万泊であった。

 派遣会社も含めたホテルでの雇用人数は半減し、2019年度の4万2千人に対して2020年度は2万1千人であった。ホテル従業員の平均給料は7,200シケルとなっている。

 統計局では、3月からのデータに記録された急激な減少により、季節調整された推定値のみが計算され、傾向推定値は計算されていないと明確にしている。今後の数カ月間で受け取られるデータに沿って再計算を検討し、イスラエル人収益と観光客収益を整理する傾向で発表する予定である。

最新記事

すべて表示

設立120周年をお祝いするエルサレムのホテル

イスラエルの観光に関して少し理解している人は、アメリカン・コロニー・ホテルに付いて聞いたことがあるだろう。東西エルサレムの境目にある国際的な香りを持ったホテルで、シェイフ・ジャラフ居住地にある。隠れた庭でもたれた、政治家や諜報部の秘密の会合なども有名な話だ。しかしここ1年半何処でも起きているように、コロナ禍以来この歴史的なホテルは、その歴史に新しい1枚を刻み、半分は悲しく、半分は甘い話である。 こ

同行者も送迎も無し:空港でのコロナ規制が厳格化

今晩零時(7月26日)から、ベングリオン空港での同行者、及び送迎者の入場が禁止となる。ターミナル1と3への入場は、4時間以内のフライトに登場するフライトチケットを提示した者しか許可されず、またはフライトの為に何らかのことを行う為に必要な者だけである。また未成年の同行者、または身体障がい者の同行者、及び商用目的の入場は許可される。 今日は1日で約3万4千人の利用客が空港を通過し、そのうちの1万6千5

明日から16歳以上のイスラエル人は、全員海外出国申請書を提出する必要

保健省は、明日6月29日から16歳以上のイスラエル市民は全員、イスラエルから出発する24時間以内に申請書を記入する必要があることを発表した。この申請書には、個人の詳細と、最高リスクレベルと定義された国々を訪問しないという宣誓書になっている。申請書入力にはここをクリック: 最高リスクレベルの国々のリストは、現在ではアルゼンチン、ブラジル、南アフリカ、インド、メキシコとロシアになっている。これらの国々