過越し祭の11か所の春旅行(後編)

◎エルサレムの都市自然

 エルサレムの周りには、心現れる都市自然が多くあり、年間を通じて広い場所へ逃げたい人が知っておくべきである。例えば鹿の谷だが市役所の管理下にあり、自然保護協会が運営している。このパークはエルサレムのど真ん中にあり、250エーカーの面積で入場は無料だ。

 ここは自然の生息地としてシカを近くから見ることが出来る、イスラエルでも特殊な場所の一つである。自然保護協会では、イスラエル独立当時にはシカは、世界でも絶滅危惧種となっており、イスラエル国内には数百頭しかいなかった。それから数年が経過し、無制限の狩猟によって周辺諸国のシカは絶滅してしまった。イスラエルのシカ頭数も山あり谷ありであった。今日イスラエルでは3千から4千頭のシカがいると予想されている。この場所では他に亀、水鳥、爬虫類やその他の動物を見ることも出来る。パークは朝6時半から午後17時半まで開いており、週末や祭日も空いていて、家族用の旅行場所としては最適だ。

 もし水源も旅行に組み合わせたいならば、レファイーム川パークに行き、そこからエルサレムの南西部にあるコス川の下流まで行くことをお勧めする。短い川で、ギロ居住区からレファイーム川の散歩道まで続いており、全長約2.5㎞で容易な散策道で、途中でシカ、ヤマアラシ、キツネや様々な鳥類、爬虫類や昆虫類が見られる。

◎モディイン

 現地の住民と自然保護協会が協力した長い環境保護闘争後に、約1か月前にモディインの南部の丘を国立公園とすることが決定した。それが実現するまでは、南部の丘はイスラエル中央部のワイルドで特殊な自然場所であり、花や果樹園、古代遺跡や緑の景色の間に素晴らしい散策トレイルが通っている。モディインの自然保護協会局長のアビタル氏は、アヤロン谷でそびえ立つ、標高約300mの丸い丘であり、その間を谷間が流れている。渡り鳥コースとしてここを通る、大型猛禽類を探してみよう。トレイルは往復で4㎞で、所要時間は3~4時間で、子連れの家族にも適応している。いつでも入場は無料だ。

◎ヨクネアムのシャローム谷

 シャローム谷の地域は、ヨクネアム・エリートの南端に位置し、ラモット・メナシェのハゾレア・フォーレストの近くにある。この地域は緩やかな丘、森と農地が組み合わされており、この季節に水流がある川もある。この地域では冬に素晴らしい開花があり、もし運が良いならば、4月初旬にもその一部が残っているかも知れない。ハシャローム谷に直接行き何処でも散策でき、又はヨクネアムから円周コースを歩くことも可能だ。

 円周コースは、ヨクネアムのビッグセンターから始まり、ハシャローム谷への美しい景色が見られる。ビッグ内にある展望地点に立って谷を望むと、野原のど真ん中を砂利道の小道が下りているのが認識できる。その小道を下っていき、牛舎を抜けると白色(海砂岩)のもう一本の砂利道まで辿り着く。そこを左に曲がり、ハショフェット川のハルビーム駐車場まで行く。カルメル・ビーチ野外観察学校指導責任者のシャハフ氏は、ハショフェット川の小道に入り、滝と洞窟を探したらハルビーム駐車場に戻り、そこからサニン川に沿って戻ってくることを推奨している。

 将来またここを訪れたい人は、この場所で予定されている建設計画の闘争に参加するべきだ。グーグルかフェイスブックで、「ハシャローム谷の救済」と検索すると出てくる。

◎アラッド地域の健脚な人用

 暖かい気候を利用して、家族と魅力ある砂漠の自然のトレイルを歩き、そんなに困難ではないがそれでも健脚の人用で、アラッドから死海までの空間にある聖書時代の古代道路がベースとなっている。

 早朝にパーク・アラッド(又はラン・アラッド林)で合流し、朝食をとる。ここには林の中にピクニック用の机もあり、水道もある(しかし水が出ない場合があるので、水は持参するほうがいい)。度胸がある人はこの場所で前夜に一泊することも出来る。暖かい服と焚火の準備をし、砂漠では夜中は冷え込むとガイドのピニー氏は注意した。

 カロリーを取ったらまた車に乗り、ケイナ川に向かっていき、自動車でも通れる砂利道を走る。青色の標識があるエル・フォルアのベドウィンの村を通り(学校の建物が見える)、ムッサのテントの近くにある駐車場まで行く。そこから全長約5㎞のトレイルを歩き始める。青色の印が付いたトレイルを歩き、高さ約800mの丘を上り、今から約2,800年前にエドムへの道を守っていたウザ要塞の遺跡が見られ、古代はここで商人達やキャラバンのラクダなどで賑わっていた。要塞を観光可能(注意して)でき、遺跡や城壁を見ることもできる。

 そこから青色トレイルに沿って歩いて行くと、ケイナ川の入口の展望台に到着する(セルフィや記念写真に良い)。その後携帯電はポケットに入れて、青色のトレイルを下っていくと、ゆっくりと注意してケイナ川に向かう狭い道を約500m下る。下ると川岸近くの右側に、幾つか水溜の穴がある。そこにアーチ、バケツ、プラスチックのボードなどがある。

 砂漠でどうやって水を隠すか、何処に井戸を掘るか、バケツとロープで水をくみ上げていた擦れた跡がある水溜を子供達に見せることができる。ここの水は家畜用であった(飲み水ではない)。もしかすると群れを連れて歩いている羊飼いに出会えるかも知れない。ここで水分補給をし、果物なども食べると良い。アーモンド、ナッツ、ナツメヤシやイチジクをここで食べるといいかも知れない。

 青色トレイルを約800m歩くと、緑色トレイルとの交差点があり緑色を歩く。周りには砂漠の植物があり、もう800mほど緑色トレイルを行くと、ケイナ川の渓谷や乾いた滝が綺麗に見える展望台がある崖に到着する。ここでは岩ダヌキが見つかるかも知れない(騒がないこと)。またここにも水溜があり、そこに直ぐに辿り着くことができる(崖が高いので子供に注意すること)。

 水溜に下りていき、そこで昼食やお菓子やコーヒーを取る。勇気がある人は水溜で水遊びも出来る。早めに到着すると自分達だけで独占できるので、自然をゆっくりと楽しむことも出来る。

 休憩が終わったら同じ道を戻って駐車場まで行き、アラッドの林まで戻ってそこで昼食をとることも出来る。

 子供達はいつも大人の前ではなく後ろを歩く。トレイルでは走らせないこと。特に下り道や要塞の遺跡、滝や水溜では子供に注意すること。石を持ち上げず、押すこともさせず、水溜にも投げさせないこと。川底では携帯電話の接続も難しいことを考慮すること。

◎中部アラバーのマソール山

 中部アラバーのマソール山のトレイルは、健脚の人のみでチャレンジ的な地形を怖がらない人用である。円周コースになっており、まず山から上り始め、旧約聖書時代のイスラエルの景色や中部アラバー居住地の展望ができ、崖を歩いて行くと最後にマソール川の素晴らしい渓谷に辿り着く。マソール川とマソール山(鋸の意)の名前は、数百万年かけて雨が行った「鋸引き」により、トレイルに沿って尖った「歯」のようなものを作成したことが起因している。冬にはこれらの歯の間に小さな自然の水溜が沢山出来る。

 90号線を南に向かってハツェバー交差点まで行く。交差点近くのバス停にマソール川の標識があり、そこを右に曲がって西に進み、自動車でも走れる砂利道に入る。約12㎞走っていくとトレイルの開始地点に到着し、緑色のトレイルになっている。トレイルの左下に見えるマソール川の渓谷に沿って約250m歩くと、山に向かう上り道が始まり、これも緑色が付いている。上り道には崖の「ナイフ」の上を歩き、最後に両手も使わないと上れない急勾配の道があり、一部の岩には杭も付けられているので気を付けて上ること。中部アラバーの居住地とエドム山をマソール山の標高約180mの高さから展望した後に、赤色が付いたトレイルでマソール川まで下っていく。トレイルは川を渡り、美しい狭い渓谷に入り、最後に車の所へ戻っていく。

 安全を考慮し、健脚な家族用のみの旅行であり、高所恐怖症も無い人達に合っている。両手も使って気を付けて歩くこと。旅行を事前にしっかりと計画し、暗闇にならないようにし、最低でも日没の5時間前には旅行を開始すること。一部のトレイルは軍用地の中にある。平日ならば南部司令部調整センターへ事前に連絡を入れる必要がある:08-9902927/6。もし可能ならば現地専門のガイドを雇い、洪水の現象や、それが残す特殊な景色に関する説明や、砂漠の動物や植物、中部アラバーの居住地の説明なども聞くと良い。


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