コロナ内閣は今晩(8月5日)委員会会議を開き、週末規制の解除、レッドゾーン(感染拡大地域)の監視強化と8月16日に予定されている空港再開への準備が決定された。内閣決定によると、運輸大臣、外務大臣と保健大臣が空港再開に関するモデルを提案する。
観光大臣のアサフ氏は空港再開決定に関し、「これは観光業界と一般市民にとってとても重要な決定である。空港再開はイスラエル経済復興と、コロナ危機によって致命的な打撃を受けた観光業界関係者の回復にとっては不可欠な一歩である。多くの人達に明るい将来を与える今回の重要な決定を祝福する」と語った。
コロナ防止対策総責任者のガムゾ氏は、「封鎖は経済崩壊を表す。週末の営業規制は冗談みたいなものだ」と語り、それに対し国家安全保障本部の代表は「封鎖無しでは結果が出ない」と反対したが、いつ封鎖を始めるのか詳細なことは語らなかった。
地域協力大臣のオフィール氏は、「8月末の封鎖提案は延期しなければならない。封鎖に対する社会の反応は、イスラエル経済と数十万人のビジネスオーナーへの大変な経済打撃という内容だ。内閣は今後封鎖提案は出さない必要がある」と語った。
文化大臣のヒーリー氏は同じ会議上において娯楽関連の再開の要求をし、保健大臣と同意された指標に沿ってグリーンシティー(感染減少都市)の屋外での公演が可能となった。
レッドシティー(感染拡大都市)の定義は三つの主な理由がある。一つは隔離者運搬時の監視強化と軽症者のホテル療養。二つ目は家庭内感染者が発生した場合の核家族全員の隔離義務。三つ目は隔離家族に対する援助と食料配達である。しかしまだこれに関する予算は決定していない。保健省では、これらの目的は地域行政との協力の元で行われる監視活動であり、もし地域行政が協力しないということであれば、同地域に関する制限はもっと強化されると説明している。人の移動やお店の開店などに関してはレッドシティーでも他の都市と同様の規制になる。
保健省によると今晩までに判明した陽性者は1,060名となっている。零時から3名が死亡、呼吸器月は106名となった。病院には745名が入院、その中で345名が重症であり、状況は横ばいになっている。