テロリストの疑いがある東エルサレムの住民が、今日(水曜日)午後にエルサレムのアザイーム検問所で車で轢殺しを試みた。国境警備隊の兵士達は発砲して負傷させた。容疑者は重傷で展望山のハダッサ病院へ運ばれたが、病院で死亡が確認された。容疑者に対して発砲した兵士も負傷し、治療を受ける為に同じ病院に運ばれた。
エルサレム市警と国境警備隊の共同発表によると、「容疑者は車で15時ごろ検問所に到着した。軍警察の兵士達による身分証明書検査中に、この容疑者のものではないという疑惑が起こり、容疑者が他人に偽装していると思われた。セキュリティチェック中に容疑者は急発進し、その場にいた兵士を負傷させた。その結果兵士達やセキュリティ関係者達が車に向かって発砲し、容疑者は無力化されて治療の為に病院へ運ばれた」。
ハダッサ病院の発表によると、「集中治療室に容疑者が運ばれてきたが心拍が無く、腹部に重い傷があった。蘇生手当を続けたが医者によって死亡が確定された」とも伝えている。
約3週間前に28歳のパレスチナ人テロリスト、ビルエル・ロアジバが、シケムの近くにあるサマリア師団広場のイスラエル軍兵士に対して発砲した。それに対応して兵士達はテロリストを射殺した。イスラエル軍に負傷者はいなかった。テロリストはシケムの入口近くの交差点まで車で到着し、見張っていた兵士達に対して発砲した。このテロリストはパレスチナ治安部隊に所属していた。