第一神殿時代の2シケルに相当する重しが発見

 第一神殿時代の2シケルに相当する重しが、エルサレムの嘆きの壁近くで発見された。石灰岩でできている重しは、嘆きの壁に隣接するウィルソン・アーチの考古学局発掘で、出てくる土砂を注意深く最近フィルタリングしている時に発見された。考古学局による発掘は嘆きの壁遺産基金の協力の元に、嘆きの壁トンネル見学の訪問者の入場に備えて行われている。重しが発見された土砂のフィルタリングは、ツリーム谷国立公園のダビデの町団体のフィルタリング・プロジェクトの枠内で行われている。

 考古学局発掘責任者であるバラク学者とテヒラ学者は、「重しは下部が平らで上部が丸い形状だ。重しの上にはアイン(ע)という文字に似た印が彫られており、これはシケルという言葉の略語を意味するエジプトの印で、その隣に2シケルを表す二本の縦線が入っている。重しは23グラムあり、エルサレムの以前の発見物によって1シケルは約11.5グラムあったことが分かっており、これは正確な2シケルの重しであることが分かる。重しの精度は当時の技術的能力を表しており、同様に古代エルサレムで重しの精度の重要性も証明している」と語った。

 考古学者達によると、「当時はまだ銀硬貨が使用されておらず、商用システムに於いて精度の高い重しはとても重要な役割を持っていた。これらの重しを持って歩いていた男女は、2,700年前の古代エルサレムへ買い物に行き、これらの重しを使って市場にあるスパイスや食料の正確な量を天秤で測定し計量していた」と説明した。

 二人の学者によると、シケルの計量システムは第一神殿でも使用されており、神殿と犠牲の為に半シケルの年税を徴収していたとのこと。

 ウィルソン・アーチでの発掘は嘆きの壁に隣接しており、1,800年間目視できなかった壁の石が毎日発見されている。発掘が再開された現場は、テヒラ学者、ジョー学者とアビ学者の指導の下、ウィルソン・アーチの以前からの発掘が継続されている。「ローマ時代の複合施設内にある特殊な発見物は、嘆きの壁付近で様々な時代の発見物で溢れ返っていることを示しており、一部は最古のものでもある。祭日や巡礼の時期に、神殿区域はとても多くの人達で混み合っていたと想像できる。巡礼者が購入した犠牲や供え物などの神殿への必需品の他に、エルサレムへの巡礼の旅で自分達の食料、日用品やお土産も購入していました。これらの重しは多分、第一神殿時代のエルサレムのお店の一つで使用されており、それによって売り手が買い手に正当な代償を供給することを確実にしていた」と学者達は説明している。

 嘆きの壁遺産基金局長のモルデハイ氏は、「正義の天秤を象徴するティシュレイの月(9~10月)に、第一神殿時代の遠い過去からのお土産を発見するのはとても感動する。コロナ感染によって嘆きの壁へ来ることが制限されているこんな時期だからこそ、発見物はユダヤ民族のエルサレムと嘆きの壁への永遠の関係を強調するものであり、我々を勇気づけてくれる」と語っている。

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