砂漠旅行:10日間で10か所

 イスラエルの冬は、砂漠旅行に最も適した季節であり、ソフトで美しい色合い、開花した植物、涼しい風と暖かい太陽や歩き易いトレイルを提供してくれる。10日間場所から場所へ移動し、イスラエル南部を旅行して最も美しい場所を10か所探してきた。封鎖が解除された後の旅行計画にお勧めする。

ラモン・カラー自然保護地区:砂漠の彩色

 砂漠を想像すると、単色の荒れた土地というものしか思い浮かばないと思う。ラモン・カラー自然保護地区に着いた時、砂漠こそ自然が最もカラフルな場所であるのだと実感した。ラモン・カラー国立公園は、ラモン・クレーターの中にある新しいパークで、以前は採石場として使用されていた。

 この場所は改築されて素晴らしい地質学パークとなっている。カラフルな地層が見られ、古い採石場のお陰でため池も出来ている。水とカラフルな岩の組み合わせが、息が止まるほどの外観やテクスチャを作っている。最も大きなため池の近くは、コーヒー・タイムとリフレッシュできる水浴場所として最適だ。素晴らしい景色を楽しみ、心に染み込む自然の色合いの深さを求めて、夕日の時間帯にここを旅行することをお勧めする。

バラクとアミハイ展望台:素晴らしい景色

 ラモン・クレーターの崖にあるバラクとアミハイ展望台は、去年6月に完成し、既に百万人以上の旅行者が訪れている。この場所は私の二人の兄弟、イスラエル軍バラク・イツキス中佐とアミハイ・イツキス少佐を記念して建設され、イスラエルでも美しい感動する展望台の一つである。

 ミツペーラモンを抜けてクレーターへ下る途中、40号線で見逃すことが出来ない素晴らしく新しい展望台が右側に見えてくる。長距離運転から少し休憩し、前方に雄々しく見えるラモン・クレーターの力強さを肌で感じる場所である。ここに到着した時には必ず微笑んで、私の兄弟であったバラクとアミハイも、彼らが心から愛したこの国の為に戦死したことを覚えていて頂きたい。

アイン・サハロニームニクロット川:砂漠のオアシス

 砂漠のど真ん中に緑を見るといつも言葉に尽きる、何も無いと思われる場所にも何かを見つけることが可能だから。荒野の中心にある水源のアイン・サハロニームに着いた時、砂漠のオアシスを見て感動した。泉から始まるトレイルはニクロット・カーブにまで続いており、そこから先も素晴らしいものばかりだ。

 ピークはニクロット・カーブで、そこで川の一部がU字型に湾曲しており、川幅は狭くなって白色の渓谷を作り上げている。その川筋を進むと右側にニクロット洞窟があり、これも砂漠の自然が作り上げた興味深い現象となっている。秋の季節では、砂漠ユリの綺麗な開花を見ることが出来、洪水の後にここに来ることが出来れば、沢山の水があるため池を見ることが出来る。

スッカー・バミドゥバル:秘密の場所

 「秘密の場所へようこそ」、このように到着した時に祝福された。スッカー・バミデゥバルは、今まで宿泊した施設とは全く違う経験が出来る場所で、全てから離れて身を委ねる時に行きたい場所である。ここでは電気、クーラー、部屋のトイレや携帯電話の受信も無い。何があるかというと、スッカー(テント)、ベッド、ハーブティー用のポット、広がる砂漠、静寂と平安だ。

 食事はワジ内に響く鐘が鳴ると、中央部にある食堂に集合して給仕してもらい、夜中は月と星の元に懐中電灯で散歩できる。全て最小限ではあるが、それでも何も不足していない。以前はこのような孤立には恐怖感しかなかったが、意外と必要なものはあるのだと認識出来て楽しめた。心の静寂やバランスを探している人にとって、最高の答えを与えてくれる場所である。

キスイ砂丘:ウブダ渓谷のサハラ砂漠

 イスラエルにはたくさんの美しい自然があり、ウブダ渓谷のキスイ砂丘は訪れた中で最も驚いた場所の一つでもある。この自然保護地区は、砂漠のど真ん中にある金色でシルクのようにソフトな品の、希少な自然現象が見られる砂丘である。砂と風が興味深いテクスチャを構築し、サハラ砂漠のど真ん中にいるような幻想を醸し出す。

 素足になって砂丘の上に上ると、息が止まるような景色が目の前に広がり、ここから夕陽を見た後に、下まで走ったり転げ落ちたりするのも楽しい。

ネオット・スマダル:違うライフ・スタイルを垣間見る

 砂漠には多くの魅力があり、その空間に静寂と瞑想的なものもある。ネオット・スマダルの相違性と、この場所に住んでいる人達の信仰心は、違う種類のライフ・スタイルに触れることが出来、学ぶことも多くある。このキブツの話、人間、功績などを深く知る見学をさせてもらい、美しく心地よい空間を楽しませてもらった。ネオット・スマダルの中を散策していた時、夢を見ているような感覚であった。砂漠のど真ん中に建設されたキブツには、とても不思議な何かがある。

 アート体験、ワイナリー訪問、生態農業の見学などやることが沢山ある。一番素晴らしかったのは、現地の人達によって建設されたピンク色のアート・ハウスで、童話のお城を思い起こすような建物でもある。

ハアドム・キャニオンティムナ・パーク:特別な場所

 海外でも色々と旅行したが、ティムナ・パークは世界の何処にもない唯一の場所で、もっと観光客が訪れるべきである。我々の美しい国の中にあるこのパークは、誇りを持てる素晴らしい場所である。

 ここで終日過ごしたが、この場所の自然の雄々しさに全く飽きなかった。パークでは様々なコースが提供されており、最もお勧めなのは「フェース・キャニオン、ピンク・キャニオンとホワイト・キャニオン」だ。このコースでは色々な形状、模様、ピンク色と白色の岩の壁、オレンジの崖、様々なテクスチャが見られ、車へ戻る時には月に降り立って一人で歩いている感覚となる。

ハネエラム・レイク:水と砂漠の共演

 ティムナ・パークのちょっと奥に巨大な湖が隠れており、そこからこの名前が付いている。以前ここにあった採石場に出来た、赤色とピンク色の崖に囲まれた、エメラルド色の巨大な湖が現れる。

 暖かい色合いと湖の青色が、息が止まるほどの景色を造りだしている。急な勾配を降りると湖まで辿り着くことも出来、水辺に座ったり泳いだりも出来る。今回は上から展望するだけにして、インスタ用に写メしてきただけだ。

バラク川:とても狭い川幅

 バラク川への入口は、植物が豊富に育成して穴が開いた山の斜面がある緑の川に沿って砂漠の奥まで車で入る必要がある。もし運が良いならば野生ヤギが砂漠を群れで通り過ぎていくのが見えるだろう。

 この川の最も美しい部分はキャニオンのど真ん中にあり、巨大な岩の壁の間を抜けていくと川幅が狭くなってくる。雨の後に来るとため池も一杯になっており、泳ぐことも出来る場所となる。早めに到着すれば誰もいない静かな散策が可能だ。自然が全て自分達だけのものと感じられた。

ヨアシュ山:美しい日の出

 旅行中毎日砂漠での夕日を見ることに専念していたが、今度は早朝に起床して朝日を見る為にヨアシュ山へ急いだ。ヨアシュ山はエイラット山脈の最も高い山頂の一つで、そこからイスラエル、エジプト、ヨルダンとサウジの4か国が展望できるパノラマ展望台となっている。

 日の出と共に雲が山から下り落ち、世界の頂点に立っているような気分、雲の上を飛んでいるような心地よい気分で一杯になった。山頂まで車で行くことが可能だが、道が整備されていないので、徒歩で山頂まで行くことをお勧めする。 

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