砂漠を恋する:エイラット山脈と町周辺の自然(後)

●世界で最北端のサンゴ礁

 エイラットのサンゴ礁は、世界で最北端のサンゴ礁であり、エイラット湾でも孤立した場所にあって、比較的海流がゆっくりとしているので塩分濃度も高く、特殊で様々なサンゴの種類の生息を可能としている。以前はエイラット湾の西側の海岸線全体、北側の海岸線一部に及ぶ全長12kmのサンゴ礁が生息していたが、人間の破壊行為により、現在では約1.2kmしか残っておらず、自然国立公園として保護されている。

 コラル・ビーチ自然公園では、観光客が美しいサンゴを容易に見られるようになっており、シャワー、トイレ、お店、食べ物、日よけやベンチも提供している。自然国立公園のスタッフから水中眼鏡とスノーケルを借りて自分で泳ぎに行くことも出来、又はスノーケルと同じ値段で15人のグループにガイド付きツアーに参加することも出来る。詳細はこちら:

 もう一か所お勧めするサンゴ礁と特殊な魚と出会える場所はエイラット・アシュケロン・パイプライン・ビーチで、3年前に一般公開されたばかりで、エイラット・アシュケロン・パイプライン会社が約50年間この場所を所有していた。昔の噂によると、この場所は政治に近い人物達のクローズ・イベントの場所として利用され、警察の監視も及ばないことを同社が利用し、この50年間同社が受けいていた介入免除を最大に活用していたと言われている。

 しかし同社会長のエレズ氏の決定と前大蔵大臣モーシェ氏の祝福により、約500mのビーチの一部が一般市民に戻された。エイラット住民の最大の秘密の一つは、早朝にドルフィン・リーフのイルカがこのビーチに泳ぎに来ることなので、お見逃しなく。しかしこのビーチには何の施設も無く、スノーケルを借りることも出来ない。

 素潜りにお勧めの他の場所は、灯台ビーチ(南の海岸線)、プリンセス・ビーチとイスロテル・レッド・シーホテルの正面にあるアクア・スポーツ・ビーチだ。これらのビーチは全て無料で、コラル・ビーチ自然公園は入場料が大人35シケル、子供21シケルとなっている。

 エイラットでもう一か所知っておくべき海の場所はハカリット・サイトで、北側のビーチにあるムールハヤム・ショッピングモールの近くにあり、岩場のビーチと特に海洋生物が豊富な場所となっている。海の底には小さいサンゴ礁もある。この地域はリゾート地の海水浴場となっており、ウム・ラシュラシュ国立公園もある。この場所の南側は立ち入り禁止の海域になっている。

 ここではメジロカモメ、アジサシなどの海鳥や、海洋無脊髄生物も見られる。自然保護協会のエイラット・フィールドスクールが、コミュニティ都市自然サイトとしてこの場所の保存、計画と開発を促進している。


◎注意事項:

●エイラット山脈は特に高温の過激な砂漠地帯であり、10月から5月の間だけトレイルの徒歩旅行をお勧めする。冬でも1人に3ℓの水を用意することを義務付けること。

●トレイルを事前に綿密に計画し、早朝から開始して日が暮れる前に終了するように心がけること。整備されたキャンプ場以外での夕方以降の時間帯に滞在することは禁止されており、危険でもあり、野生動物の障害にもなる。12号線はサヤリーム・ジャンクションからネタフィームまで、毎日19時から翌朝7時まで通行止めとなる。

●自然公園のトレイルは、多くの崖と急な坂道が典型的である。安全の為に崖には近寄らず、崖を降りることもしないこと。また印付けられているトレイルから外れることもしないこと。

●曇っている天気の日には川底に入らずそこを渡ろうともせず、特に洪水警報がある場合には命の危険が伴うことを忘れないこと。

●自然公園の自然、動物、植物や無生物を保守することを厳守し、将来も楽しめる場所として継続させること。どの種類でも野生動物に餌を与えることはせず、花を摘んだり、岩に彫り込んだり、化石を持って帰ったり、サンゴ礁に触れたり、又はサンゴ礁を持ち帰ろうとしないこと。

●トレイルにはゴミ箱が無い。事前にゴミ袋を用意し、ゴミは持ち帰ること。絶対に現地にゴミを残さないように。

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