異常気象でアーモンドが12月に開花

 木樹の新年はまだ1か月先だというのに、既に開花が始まった。アーモンドの花は通常1月末から2月にかけて開花し、春が近づいていることを告げてくれる。ただし今年は既に12月から開花してしまった。自然公園局監視員のマフムード氏は、下部ガリラヤのタボール川付近を散策し、アーモンドの花が開花していることに気づいて直ぐに記録を取った。「まだ年末でもないのに全て開花した。これは気候がひっくり返った証拠だ。通常この地域では2月半ばから開花するのだが、2020年度は特に異常であったのが影響しているのかもしれない。アーモンドが12月に開花するなんて今まで見たことが無い」と語った。

 自然公園局の生態系植物専門家のマーガレット氏は、「通常アーモンドの開花は1月半ばから3月半ばである。今年のアーモンドの早期開花は、温度に関連している。世界の温暖化によって起きる温度変化と過激な現象が開花季節を混乱させているのだろう」と説明した。

 早期開花は自然に対して破壊的な影響をもたらす恐れがある。「冬の寒い季節での開花は最悪だ。種の製造に直接被害をもたらす」とテルアビブ大学、植物科学・商品安全学部の生態学者であるマルセロ教授は語った。「しかしアーモンドの開花が長く継続すれば、早期開花の問題を調整することが可能となり、また新芽を出すかも知れない。アーモンドの生産性への打撃が問題となる。異常気象は過激な変化の上昇を起こし、寒すぎたり暑すぎたり集中豪雨などだ。このような現象が増加してきている」とも述べた。

 マルセロ教授は異常気象に関する生態系の授業を講義している。「開花のタイミングに問題が発生し、虫の行動にも問題が発生するのを目の当たりにするだろう。実や種を付ける為に花粉に依存しており、同期にされなければ大きな打撃となる」と忠告している。

 去年の12月は温暖化だけではなかった。気象士のリオール氏によると、「12月はイスラエル全国で2度ほど気温が高かった」とのこと。去年はイスラエル中央部とネゲブ砂漠北部は雨不足にも悩まされた。「去年の10月と11月も平均より2~3度気温が高かった」とも語った。

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