爆発物仕掛けに対して、シリア国内のイラン拠点をイスラエル軍が報復攻撃

 イスラエル軍スポークスマンによるとイスラエル空軍戦闘機が、昨夜シリア国内にあるイラン・アクサ部隊とシリア軍の八か所の軍事拠点を攻撃した。今回の攻撃は、ゴラン高原南部に仕掛けられた爆弾に対する報復攻撃であるとイスラエル軍スポークスマンは伝えている。シリア通信によると、イスラエル軍の攻撃によりシリア側で3人のシリア軍将校と、イラン・アクサ部隊に属する5人のイラン人を含む10人が死亡したと伝えられている。今回の攻撃後にイスラエル軍は北部の警備体制とアイアンドームの配備も強化したが、現時点ではゴラン高原住民に対する特別な指示はない。

 「シリア国内の2種類の攻撃目標に対する空軍の攻撃は成功に終わった。シリア軍とイラン・アクサ部隊が目標であった。前線からダマスカス周辺の対象目標を攻撃し、ダマスカス空港周辺のイラン部隊の司令部も含まれている。またダマスカス南部にあるイラン軍上層部達を隠密に泊まらせている宿泊施設も攻撃したが、施設に直接攻撃はせずにメッセージを伝えるのみとした」とイスラエル軍スポークスマンは伝えている。

 また空軍はゴラン南部に駐屯しているシリア軍第七師団司令部も攻撃し、イスラエル軍はイランのテロ活動はこの場所から行われたとみている。「その他に、我が空軍戦闘機と攻撃ミサイルに対して攻撃してきた為に、シリアの最新式対空車両も攻撃した」とも伝えられている。

 シリア国境含んで発見された爆弾は、イスラエル軍116駐屯地に仕掛けられた対人地雷であり、シリア内乱に於けるシリア人負傷者用のイスラエル軍病院でもあった。「国境で3個の爆弾が発見され、その報復が今回の攻撃であった。爆弾を仕掛けようとしているイラン・アクサ部隊の動きをこの数カ月間追跡しており、爆発物発見に様々な部隊を投入した。これらの爆弾は数週間前に仕掛けられ、情報交差と作戦理由の結果、昨日現場を暴露することとなった。現地住民のシリア人が、イラン・アクサ部隊のツールを使用して爆弾を故意的に仕掛けたとみている」とスポークスマンは伝えている。

 その攻撃範囲とあからさまに実行された、シリア国内におけるイスラエル軍の特殊な攻撃でもあった。「8月の攻撃後に先方に伝えたメッセージがしっかりと伝わっていないと判断した」とイスラエル軍では語っており、この周辺のシリア人を扇動しているイランを批判した。「今回の攻撃はシリアとイランに対して我々のメッセージを反響させる意味があり、国境付近のイランの存在を不可能なものとし、シリア政府にこのような活動を許可させないように知らせることにある。UNDOFがこの地域の責任を遂行することを期待している」とも伝えた。

 ベニー国防大臣は昨日国境付近を観察し、イスラエル軍への攻撃に対しては黙っていないと伝えた。しかし相手からの反応はどうなるかとの質問には答えなかった。「北部で攻撃が起きる可能性に対して長い間準備をしてきた。イスラエル軍の能力を信頼しているし、レバノン国境でもシリア国境でも、如何なる事件が起きても厳しく対応する決意がある」とも語った。

 「シリア国内からの行動はシリアの席にンであり、今回の爆弾やヒズボラへの武器調達もそうである。そのようなことを黙って見過ごすわけにはいかない。とても重要な事件であって黙ってはいられず、我々の主権と安全確保のためである」と国防大臣は付け加えた。

 8月に爆弾を仕掛けて殺された犯人達のように、今回も爆弾を仕掛けた部隊はイランに属しており、シリア軍の保護を受けているとイスラエルでは見ている。前回の事件では、爆弾を仕掛けるのを待ち伏せしていたマグレン部隊が4人の犯人を殺し、その攻撃動画も公表していた。今回の攻撃では、イスラエル軍は未明の早朝に仕掛けられた爆弾を発見した。

 爆発物処理活動は、この地域で活動している爆弾仕掛け部代の情報に沿って実施され、以前はこの場所で、シリア内乱で負傷した市民を治療するイスラエル軍の人道的病院が活動していた。この場所はゴラン高原南部のイスラエルの飛び地で、国境フェンスの東側にある非武装地帯になる。この付近ではイランの部隊が活動しており、イスラエル軍ではシリア軍の保護を受けているシリア側ゴラン高原のヒズボラも今回の爆弾事件に関係しているかを調べている。

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