イスラエルでは三度目の完全封鎖。ネタニヤフ首相とベニー国防大臣は、昨日水曜日の閣議において、感染拡大防止の為に完全封鎖を日曜日午後17時から開始することを決定した。完全封鎖は2週間とし、ただし目標である1日の新規陽性者数が1千人以下と感染係数が1以下に達成しなければ2週間追加の封鎖となる。昨夜の零時を過ぎたころにやっと政府が承認した。
三度目の封鎖は二度目の封鎖と内容が相似している。外出制限は自宅から1kmまで(買い物や特殊なケースを除く)、他人の家の滞在禁止(核家族を除く)、商業、娯楽、文化施設の封鎖とデリバリーは許可(テイクアウトは禁止)、接客業以外の職種は出社率50%の削減、屋外20人と室内10人までの人数制限、死海とエイラットのグリーンランド停止、個人スポーツのみ距離制限なし(車の使用禁止、自宅から自宅までのスポーツ)、今までの封鎖と同様スーパーと薬局は開いている。
今までの封鎖とは違い、教育は一部のみが継続される。幼稚園、諸学校1年生から4年生まで、高校2年生と3年生は朝8時から午後13時までの授業。両親は子供を朝7時から午後14時までの間に車で送迎できる。特別学校は全年齢で授業継続する。また離婚している両親間での子供の送迎も許可。
教育施設の一部の規制は、大臣間で同意された妥協案から生まれた。保健省では特別学校以外の全教育施設の封鎖を要求したが、ヨアブ教育大臣がこれに反対し、時間の制限のみを提案した。それにより幼稚園や小学校低学年の学童施設は封鎖される。
コロナ閣議ではクリスマスに向けて特別な解除も許可した。今日(24日)の午後17時から明日(25日)の20時まで、屋外で100人までの祈祷の許可が出ている。室内では0人までとなっており、それ以上のグループは許可されない。また1月6日と7日(オーソドックスのクリスマス)、1月18日と19日(アルメニア)も同様となる。