昼間に中央部へ数十発のロケット、一部は迎撃、1発は荒野の野原に着弾

 今日(木曜日)の昼に、数十発のロケットがテルアビブ周辺、シャロン地方、ベエルシェバ、エイラット、アシュケロンとガザ周辺居住地に向けて発射された。10発はテルアビブ上空で迎撃された。1発はエイロット自治体の西側の野原で着弾し、ガザから220㎞離れた場所で、居住地から遠く離れた場所に着弾した為に警報は作動しなかった。赤ダビデの星からは、今朝から16時までにロケット攻撃による19人の負傷者が治療を受け、その中には7歳の男の子が中等傷となっている。

 悪化してから当初と比べて特例のロケット集中攻撃であり、普段は夜か夜中に中央部へ向けてテロ組織は攻撃していた。しかし日中には南部やガザ周辺居住地に向けて段階的なロケット攻撃しかしてこなかった。その後イスラエル軍の発表によると、ガザ地区から侵入した無人機が撃墜され、イスラエル国内に侵入しようとした無人機への警告が発せられた。

 部分的な警告により、スドット・ネゲブ自治体のキブツ住民がシェルター内にとどまるよう指示された。またイスラエル軍は、7千人の予備役の召集が承認され、兵士達の外出禁止令が発せられたと伝えている。

 ロケット集中攻撃直後にベニー国防大臣は、「時間の制限はなく、目標は限りなくある。ハマスの重要な施設を破壊し、上層部の暗殺、地下施設やロケット発射台を破壊した。我々は攻撃をしながら防衛をし続け、戦火が止まるまで、また長い静寂が来るまで続ける」と語った。

 赤ダビデの星によると、7歳の男の子はシェルターに向かっている途中で上半身を負傷したとのこと。シバ病院に搬送され意識はある。警察によると、ラキシのゾハル村付近で着弾があったとの報告が入り、着弾地点を捜索中とのこと。赤ダビデの星は4人の中等傷と軽傷の負傷者を治療した。ラキシ自治体では、破片とガラスで軽傷を負った60歳の女性も現地で治療を受け、病院に搬送されたと伝えている。また40歳の女性がシェルターに向かっている途中で転び、もう一人はショック症状になったとのこと。テルアビブ南部でも迎撃されたミサイルの破片が落下した。

 ハマスはラモン空港にもロケットを発射したと発表したが、前述のように違う場所に着弾している。ハマスによると、ラモン空港へ向けて発射されたミサイルはイアシュ250であったとのこと。この数日間でパレスチナ人は数百発のロケット発射しており、一部では死者も出ている。

 ラモン空港にいた乗客達は、全く警報は作動しなかったと伝えており、ただボーディングが数分間停止し、機内搭乗も中断されたとのこと。その数分後に全てが再開し、ディレーも無くフライトも運行していると伝えている。

 このロケット集中攻撃は、国会で外務国防委員会が持たれていた時間帯で、軍事作戦に関する会議がなされていた。その会議場で民間防衛部隊の代表であるイーツィック准将は、今日までのロケット発射状況を紹介していた。彼によると、今回では現在までガザから1,368発のロケットが発射されており、その内の1,031発がイスラエル国内に着弾した。その内の264発が居住地に着弾した。「比較として、2014年の衝突では50日間で4,000発が撃たれた。264発が居住地に着弾し、167件の破壊が発生している」と伝えている。

 エル・アラビエ局では、今日の昼過ぎにエジプトの使節団がテルアビブに到着したと伝えている。イスラエルは土曜日まで停戦に関しては何も協力しないと政府筋は語ったと引用している。

 ネタニヤフ首相はアイアンドーム部隊を訪問し、「まだ時間がかかるが攻撃の手は緩めず、守りも攻めも目的を達成するまで続け、イスラエル国家に静寂を取り戻す」と語っている。

 ハマス軍事部隊スポークスマンのアブ・オバイダは、テロ組織には「まだまだ出せるものがある」と語っている。「テルアビブ、ディモナやエルサレムへのロケット攻撃の決定を下すことは、水を飲むことより簡単だ」とも語っている。ハマスのスポークスマンは今回の悪化を「エルサレムとエルアクサ寺院を守る為の戦い」とブランド化しようとしており、「敵のテクノロジーも暗殺も怖くない」と付け加えている。またイスラエル国内の暴動を扇動している。

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