昨日は71,610件のPCR検査が実施され、1,828人の新規陽性者が判明した。ハヌカ祭に向けての規制を決定する政府閣議前に発表された保健省のデータによって明らかになった。陽性率は2.6%となっている。
重症者318人、呼吸器付100人、死者2,934人で、今週初めから累積新規陽性者数は7,056人に達した。レッド・シティーとなっているのは、キリヤット・ビアリク、アブゴッシュ、ジャダイダ、ザマル、イルート・プキインなどである。
今日政府の特別閣議が持たれる予定で、ユダヤ人居住区に於けるハヌカ祭中の制限された夜間外出禁止令の決定がなされる予定であり、同様の規制がキリスト教の祭日中にアラブ人居住区に対して適用される。カホール・ラバン政党は商業施設の封鎖に反対する予定で、イスラエル大蔵大臣は外出禁止令の開始時間を18時30分から19時に変更するよう要求する予定である。保健省はテイクアウトのみであればレストランの運営継続も可能とさせる見込みである。
また閣議では、感染状況が悪化した場合の規制強化又は完全封鎖を決定する感染基準値に関しても話し合う予定である。保健省の提案によると、一日で2千人以上の新規陽性者数と感染係数が1.3以上になった場合に規制強化の実施となる。国家安全保障評議会の提案では、一日で3,500人以上の新規陽性者数と感染係数が1.35以上になった場合は完全封鎖の実施となっている。
専門家達の予想によると、もし現状の感染状況が継続した場合には、3日後か6日後には規制強化の状況に陥ると伝えている。もしその後感染係数が1以下にならない場合には、完全封鎖を実施するのもやむを得ないと伝えている。
昨日ネタニヤフ首相とユーリー保健大臣は、イスラエル国内での最初のワクチン接種開始期日は12月27日であると発表した。ネタニヤフ首相によると、「イスラエルでは一日で6万件のワクチンを接種するように準備している。イスラエルのような小さい国で9百万人の人口を抱えているような国が、イギリスや世界最先端の国々と同じ時期にワクチンを受け取れるというのは並大抵のことではない。これはイスラエルにとって誇り高い名誉である」とも語ったが、「近日中に規制を強化する必要があり、イスラエル市民には協力と理解と共に、全国民がワクチンを接種することに同意して欲しい」とも語っている。