ワクチン作戦は継続されているが、感染状況も懸念されている。保健省の発表によると、昨日一日の新規感染者数は5,253人で、約9万5千件のPCR検査が実施され、感染率は5.5%にまで達している。イスラエル全国の入院患者数は1,093人、重症者639人、呼吸器付165人、死者3,314人となっている。
昨日は一日で150,622人がワクチン接種を受け、累計約80万人にまで達している。60歳以上の約30%が既に1回目のワクチンを受けたこととなる。現在感染者数は42,202人で8,524人がエルサレム、ブネイ・ブラク1,883人、テルアビブ1,319人、ハイファ1,197人、アシュドッド1.091人となっている。
この状況の中、コロナ総責任者のナフマン教授は、ワクチン接種の停滞が起きる懸念を表した。総責任者の予想では今回の封鎖は1か月継続することとなり、「封鎖規制内容も引締めをする必要がある」とも語った。昨日持たれた国会の憲法制定委員会の会議では、保健省市民保健サービス局長のシャロン学者が、「ドバイから帰国するフライトでのコロナ拡大」を伝えた。UAEをレッド・カントリーと定めることに反対した者達に対して批判している。「つい最近までUAEはグリーンだった。あの国では良く拡大防止していると言われた、なのに今週帰国したフライトで14人の感染者が判明しており、現在感染経路の調査中である。月曜日にドバイから到着したフライトで、団体旅行に参加していた客の14名が感染しており、現在ホテルで隔離されている」とも語った。
この会議では海外から帰国した者達のホテル強制隔離義務の免除を承認した。海外から帰国する者は、空港で受けるPCR検査に沿った自宅隔離が可能となり、その場合には9日目に再度PCR検査を受けることが条件となっている。この委員会の会議では、、現在ホテルで強制隔離されている者達も検査を受けた後に自宅隔離になることが決定された。