コロナ閣議は今日、モール、市場、小学校高学年とジムの再開が含まれている第三段階目の緩和を延期することを決定するだ。感染係数が改善されておらず、指標の基準値を満たしていないことが理由だ。教育関係者達は閣議に対し、教育現場の再開に関する最終的な決定を直前に行わないように依頼している。
現在の感染係数は0.96で、第三段階に入るには0.8となっている。現在感染の拡大は見られていないが、専門家達は近日中に増大すると見ており、現時点で緩和を止めるべきだと見ている。
昨日の新規感染者数は479人で、陽性率は2%。入院患者数586人中、重症者333人、呼吸器付143人、死者2,676人となっている。昨日は国家安全保障会議と各省との間で協議が持たれ、感染係数を減少させるための規制の代替案を模索するのが目的であった。検討されている可能性の一つとしては部分的封鎖の実施と、10か所の感染悪化居住区を封鎖指定することである。
他に検討されている可能性としては夜中封鎖、夜中外出禁止令や週末外出禁止令や他の手段であり、他人との接触を減少させることが目的となっている。夜中外出禁止令に関してはヨーロッパで実施されているものが一例として話し合われ、夜18時から22時の間から開始して翌朝まで有効ということになっている。
ただ夜中外出禁止令はレストランや喫茶店の閉鎖も必要となるため、早めの時間帯から禁止令が実行されないならば意味がないと保健省では見ているが、経済には多大な打撃を与える恐れもある。
幼稚園再開の結果、感染状況が拡大されていないことが判明したが。感染係数の上昇に関連しているかも知れないとのこと。またテルアビブではパーティーや友人達との付き合いで感染が拡大したことが判明している。国家安全保障会議は、保健省の意見と同様に第三段階への移行延期を訴えているが、大蔵大臣はモールとアウトレットの再開を訴えている。想定では第三段階が延期される方に閣議が決定する傾向にある。
教育関係者達は閣議に対し、他の学年の再開に関して早急な決定を依頼している。先週木曜日にネタニヤフ首相は、感染状況に沿って小学校5~6年生と、高校2~3年生の授業を来週日曜日から再開することを許可した。これらの学年は半分がオンライン授業、残り半分が室内授業を取る形になっている。
しかし第三段階が延期されるとこれらの学年再開も延期となるため、教育関係者達は学年受け入れに最低でも3~4日間の準備期間が必要という理由で、直前に決定を下さないよう閣議に依頼している。
先日イスラエルのエルサレム・ハダッサ病院に緊急搬送された、PLO事務局長のサイーブ・アリカット氏(享年65歳)は、今日入院先でコロナ合併症により死亡した。彼の遺体は今日ラマッラの病院へ移転され、明日10時に自治政府があるムクアターでアブ・マゼン議長参加のもと追悼式が行われる。その後彼の棺は生まれ故郷であるエリコへ戻り、13時から埋葬式が開始される予定である。