1日のコロナ感染者数が200名を超えた。この1週間感染者数は増加し、保健省の発表によると昨日の感染者数は合計228名であり、解除以前であった5月25日以降初めての増加数である。昨日のPCR検査は17,212件実施され、一昨日は1.4%、昨日は1.6%の陽性率であったことが懸念されている。
累計感染者数18,569名のうち、現在感染者数は3,019名、その中の24名が呼吸器、回復者数は15,250名、死亡者数は300名となっている。過去3日間における都市毎の感染者数は、テルアビブ92名、ブネイブラク39名、エルサレム22名となっており、ベドウィンの居住区でも感染者数が増加している。
教育省によると、現在約250万人の生徒や先生のうち460名が感染しており、25,517名が隔離されている。約2万の幼稚園と5,200校のうち165か所が封鎖されていると発表した。
ネタニヤフ首相は昨夜会見し、経済は回復してきているが感染者数が増加するならば再封鎖もやむを得ないと語った。「コロナ菌はまだ存在しており、この菌は我々の要望や経済には無関心だ。我々がちゃんと規制を遵守するかしないかだけに関心がある。残念ながらそれを市民は軽視し過ぎている。大臣の一人が現状をこう比喩した、”ビーチの混雑はアイスシャーベットを人との間に差し込むことができなかった。バーの混雑はコーストを差し込むことが不可能であった”。皆大変なのは分かっているし、今回は我々全員の挑戦である。ただしこれだけは厳格に守って欲しい、ソーシャルディスタンス、マスクと手の消毒」。
保健省のユーリー大臣は、「現状で一番簡単な解決策は封鎖である。しかし私はそれに賛成していないしやりたいとも思わない。私は解除に賛成はしているが、それを継続するには次の二点が不可欠だ。PCR検査数の拡大と早期の検査結果による感染ルートの断ち切りと市民の遵守だ。PCR検査数も以前は1日で3,000~4,000件であったが、現在は16,000件にまで達している」と付け加えた。