家族連れで不法侵入、焚火、車両侵入:希少な要塞遺跡での違法と破壊行為

 3度目の封鎖が開始して以来、一般公開に向けて保存と開発が進んでいるツェデク要塞国立公園での破壊行為などが多数確認されている。フェンスや遺跡入口の破壊、古代遺跡の床で直に焚火やバーベキューをした跡、不法侵入した車両やバギーカー、また散歩道を車が走行していたのも確認されている。

 それ以外に小さい子供を連れた家族が、公式に一般公開され李以前に現場を探索しようと、まだ現場での工事が終了していないにも関わらず、破損したフェンスから侵入したり入口の門の下を潜り抜けて行くのが撮影されている。「まだ遺跡が一般公開されておらず、侵入する者が危険となる工事も実施されいている為に、監視員が注意をすると一部は罵ってきた」とツェデク要塞国立公園責任者のウーリー氏は語った。一部の不法侵入者に関しては、ロッシュ・ハアイン警察に苦情を提出したとのこと。

 また破壊行為に関しては、「古代要塞の床で火を焚き床が燃えたり、入口の電動式開閉門が何度も破壊されていたり、フェンスや手すりの破壊、排水溝の蓋の盗難などがある。また車を侵入させないように於いていた巨大な石が動かされていたり、他の設備も破壊されている」と責任者が説明しており、被害は5万シケル(約150万円)以上に相当するとのこと。

 国立公園のど真ん中にあるこの素晴らしい要塞は、ロッシュ・ハアイン市の真正面の丘の上に位置し、12世紀初頭に十字軍によって建設され、オリジナルの名前は「ミラベル」(美しい景色)であった。その後支配者が変わり、19世紀にはシェイフ・ツァダク・ジャマイニが住んでいた為に、彼の名前から「ツェデク要塞」と名付けられた。

 自然公園局中央部局長のメナヘム氏は、「ツェデク要塞国立公園は、ここ6年間地域住民の為に開発されてきた。多大な投資が行われ、一般公開に向けて開発工事が近日終了する予定でもある。公園内は工事現場で穴が開いていたり、屋外には危険な重機、建物もまだ強化作業が済んでいない。また散歩道、フェンスやガーデニングなどの他の工事も行われている。公開前の公園に侵入することは、古代遺産だけを危険に晒すのではなく、公園に被害を及ぼし、公開を遅らせる原因にもなる。地域住民全員に対して近日中に一般公開されるまで忍耐を持って待ってもらいたい」とも語った。

 国立公園の計画によると、要塞の周辺には景色展望散歩道、自転車ロードや改築中の池の間を通り抜ける散歩道もある。自然公園局ツェデク要塞プロジェクト責任者のモディ氏によると、「カイザリア遺跡」のように現地を運営する予定で、日中には入場料がある通常の国立公園として、現地の詳細を説明した映画が見れるビジターセンターがあり、考古学発掘で発見された物も展示される。

 夜は散歩道と要塞が訪問者に公開され、要塞の部屋の一部で喫茶店が運営される。また採石場跡には8千人が収容できる野外劇場も建設される予定であり、「イスラエル中央部のカイザリアになる」とモディ氏は語った。

 ユダヤ人国家基金もコロナ禍に於けるパークやキャンピング場で、破壊行為が増加していると報告している。約1週間半前ブリタニア・パークを巡察中に、夜中にキャンピング場を訪れていた何者かが固定している机を丸ごと盗んでいたことを発見した。また寄付をしてくれた人への記念碑も破壊されていた。

 数日前には何者かがベン・シェメン・フォーレストで、遊具の手すり、ピクニック用の机の一部や砂場の囲いをのこぎりで切り落とし、焚火の燃料として使用していたことが判明した。火の使用を禁止している標識があるにも関わらずである。「信じられない悪意がある。キャンピング場はとても清潔で、一般市民や子供達が遊べるように用意されており、心底悪い奴が焚き火用に施設を切り落とし、汚れさえ片付けずに消え去った」とユダヤ国家基金会衆と森林責任者のネタ氏は語った。

 また前日には違うキャンピン場では、焚火禁止の標識が引っこ抜かれており、最低でも5か所で火を起こしていた跡が残っているのが発見された。「誰かが森林とパークへやって来て鬱憤晴らしをしており、木、キャンピング場、遊具施設などを破壊している」とネタ氏は付け加えた。

 1回目の封鎖中にはユダヤ国家基金の森林地帯で最低7件の破壊行為が、アヤロン・カナダ・パーク、ホルシーム・フォーレスト、ベン・シェメン・フォーレストやエルサレム付近のスタッフ・フォーレストで発生した。封鎖が解除された後にまた旅行が可能となり、ブリタニア・パークとエシュタオール・フォーレストが十分に綺麗でないと考えた旅行者達が、ピクニック用の机やベンチ、散歩道脇の石や木の幹などをペイントした事件も起きた。森林地帯に適応したこれらのキャンピング場を、全く不自然なカラフルな場所と変えてしまっている。

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