実効再生産数が1に上昇

 数日間上昇が継続した後に、金曜日の保健省の発表によると、実効再生産数が1になった、つまり感染が抑制されていないこととなる。過去2カ月間は実効再生産数が1以下で、感染が抑制されていると見られていたが、1か月前の0.73から段々と上昇し始め、現在の数値にまで達してしまった。

 保健省のコロナ対策説明本部では、実効再生産数を継続して監視していると伝えている。「もし上昇が続くならば、感染を防止する為の様々な対策が要求されるかもしれない。感染拡大を抑制するのはワクチンであることは明確である。資格を持つ者全員に対し、直ちに接種を済ませ、マスク着用やグリーンパスポート保持を含めた、既存の規制を厳守するよう呼び掛ける」と伝えている。

 木曜日には467人の新規陽性者が判明し、その内の48%は11歳までの子供達であった。陽性率は0.7%で、この過去1週間の新規陽性者合計数は3,125人で、先週と比較すると1.9%の減少であり、新規陽性者の減少もブレーキがかかったことを示している。

 全国の病院には126人の重症者が入院している。合計死者数は8,154人で、この1週間で10人が死亡した。

 朗報であるのは、イスラエルにレッド居住地が一つも無いことである。オレンジ居住地であるのはアッコーだけで、88人の現在感染者がいる。100人以上の現在感染者がいるのはエルサレム(799人)、ベエルシェバ(150人)、レホーボット(148人)、ホーラ(127人)とラハット(109人)のみである。

 実効再生産数の上昇は、先週ナフタリ首相とニッツァン保健大臣が、感染抑制に沿って緩和を決定したことから始まった。屋外での人数制限が完全に解除され、屋外での文化・スポーツイベントのグリーンパスポートが無い者へは1,000人までの人数制限、また屋内の結婚式の400人の人数制限から600人への拡大がなされた。

 今週決定したもう一つの緩和は、空港から入国する者達に対してである。保健省では、海外からイスラエルへ帰国するイスラエル人と、イスラエルを訪問する観光客に対し、フライト搭乗の条件とするPCR検査の代わりに、抗原検査を実施することも可能となった。この決定は政府と国会によってまだ承認されていない。もしこれが承認されれば、イスラエルへ入国する者は、フライト搭乗の24時間以内に抗原検査を実施するか、72時間以内のPCR検査を実施するかを選択することが出来る。抗原検査を選択する者は、外国で承認されている場所でそれを実施することが要求され、自宅での検査は受け入れられない。イスラエル到着後のPCR検査実施義務は今までの通りである。

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