ニューヨークに在住していた低所得のユダヤ人女性であったサディ・バイス氏は、100年前にビニヤミン・ゼエブ・ヘルツェルがユダヤ人国家樹立を支援する為に設立した銀行から株を購入した。最近エルサレムの競売でこの株が発見され、探偵作戦の後に先週の金曜日、アメリカに在住の彼女の孫85歳の男性に譲渡された。
この話は、シオニズムの目的でヘルツェルが設立した銀行が株を販売したことから始まり、これらのお金はイスラエルの地での入植費用として使用された。バイス氏はそれを知り、このアイデアを援助する為に約25ドルで5株を購入した。
時間の経過と共にこれらの株はイスラエルへ渡り、最近他の書類と共にエルサレムの「ケデム」競売所で競売にかけられた。この株は、自宅に作った博物館で約5千点のヘルツェルの遺品を所有しているコレクターで、カナダのトロント在住のデービッド・マトゥロブ氏によって購入された。
コレクターがこれらの株を確認した時に、バイス氏の株はまだ取引可能であることを発見した。彼は個人的な調査を開始し、彼女の孫でカリフォルニア在住のマーティー・バイス氏85歳を発見した。
孫はノスタルジックな宝物を受け取ることにとても感激したが、これらの株価は約400ドルのみであり金持ちにはなれないようだ。しかし彼は特殊な遺品を受け取り、代々家族で保存される大切な宝物になるであろう。