テルアビブ警察は、目抜き通りに集まった群衆を立ち退かせ、一人を連行した。再開予定1週間前に再開を強行した飲食店には罰金を課す注意が与えられた。テルアビブの一部の飲食店では、解除の1週間前に店を再開させた。従業員は防疫対策を施しており、使い捨ての食器が使用されていたにも関わらず、警察は直ちに閉鎖しなければ罰金が課される注意を与えた。
平行して目抜き通りに集まっていた数百人の市民に対し立ち退きを命じ、警官の指示に従わず侮辱した一人を連行した。同市民が逮捕されない限り立ち退かないと言ったためと警察では伝えている。他の者は直ぐに解散した。
バーオーナーのラズ氏は、「店では使い捨ての食器でテイクアウトのみなのに、海水浴場や街中は大勢の人達が出ており、まだ解除されないのは自営業者や飲食店に対する侮辱だ」と語っている。バーを再開して2時間後に警察が到着し、店の閉鎖と罰金の注意を与えた。30人の客が程よい間隔で座っていたにも関わらず、これは密集であると警官はオーナーに伝えていた。
来週飲食店の再開が予定されているが、多くのオーナーがそれを疑問視している。「閉鎖を継続することは不可能だということを明確に示すべき。海水浴場やモールまで再開し、毎晩無防備な市民が街中に繰り出しているのに、飲食業界だけ閑古鳥が鳴いている。今回の再開の強行は現状に対する抗議的な意味を持っている」と他のバーオーナーが語った。
政府は市民に行った電話調査での解除希望に沿って、今朝から海水浴場、博物館とシナゴーグが再開される。4月1日に海水浴場がオープンする予定であったが、やっと今朝全国136か所の海水浴場が再開を許可された。ただしマスクの着用は義務付けられているが、今週のような熱風の日には着用しなくても良いことになっている。
テルアビブでは13か所ある海水浴場の10か所にだけライフサーバーが配置された。これも今回のコロナ騒動によって市役所の経費が増加し、ライフサーバーを雇用する経費が捻出できないことが困難となっている。養老院への訪問も解除された。
結婚式場に関しては6月14日から解除される予定。これもハンガーストライキを開始した式場のオーナー達に保健省大臣が会合し、ストライキを止めさせる要望をしたばかりである。バスの混雑時(7:00~8:30、13:00~15:00)の利用客数制限も解除された。