軍当局は、テロ計画とイスラエル人誘拐計画の疑いで、ヘブロン北部にあるベイト・オメルに住む二人のパレスチナ人少年を逮捕した。二人のうち一人はまだ16歳であった。ガザ地区のハマス組織が、テロ実行の為にインターネットを通じて二人を採用した。
国内諜報部によるとガザ地区のハマス関係者達が、色々なSNSを通じて数カ月間連絡を取っていたとのこと。この二人の採用は、ハマス軍事部門サーバーユニットのビルエル・カルディが企画し、二人を見つけて組織の活動に利用した。
国内諜報部の二人の調査によると、彼らはユダ・サマリア地方(西岸地区)でのテロ攻撃を促進するために、武器、弾薬、征服とお金を受け取ることになっていた。自分達の住む村に近い入植地からイスラエル人誘拐、発砲テロの実行とイスラエル人入植地の情報収集を依頼されていた。その代償としてハマスは彼らにお金を支払い、その責任を負うと約束していた。
オペレーター達からの要請により、少年たちはバット・アインとクファル・エッツィヨン入植地を撮影し、写真を転送していた。また地域のイスラエル軍基地の場所が記された地図も渡している。少年達は爆弾を作成しようとしたが失敗した。
今月逮捕された二人の少年に対しての罪状がユダ地方未成年用軍裁判所に提出された。「今回の調査では、西岸地区に於けるテロ基盤とテロ攻撃を促進するために、未成年の利用やその家族への被害をも顧みないハマスの莫大な屈力の全体が明らかになった」と、国内諜報部の通知に記されている。「地域安定を揺るがすイスラエル国内テロ攻撃の為に、ガザ地区のハマスが西岸地区でテロ基盤の建設を阻止するため、国内諜報部はその活動を継続する」と述べた。