全航空会社がイスラエルへのフライトを過越し祭まで凍結する恐れ

 アウトバンド観光業界では、最低3月まで継続する恐れがある空港の封鎖により、航空会社がフライトを過越し祭まで凍結すると懸念している。デルタ航空はイスラエル政府が発表したフライト制限により、ニューヨーク―テルアビブ間のフライトを一時停止したことを発表した。

 「デルタ航空はイスラエルとアメリカ間の飛行機便を運航することを継続し、コロナ感染に関連した規制をイスラエル政府が解除する時にその活動を再開する」と同社は伝えている。

 イスラエルに飛んでいる海外航空会社の上層部によると、「デッドラインを決めずに国が空港を封鎖することを決定する時、最低でも1か月間空港が封鎖される懸念があると話を聞いたならば、そんなに選択肢は残されていない。航空会社は仕方がないので、その国へのフライトを止めるしかない」とも語っている。

 この関係者はまた、通知があるまでテルアビブへの海外航空会社のフライトを停止するような、ドラマチックな決定を他の国では見たことが無く、今回の決定も不可解であると語っている。また「1か月以上の空港の封鎖決定は、空港当局に対するフライト・ライセンスの保持に関したロジスティックな準備を必要とし、機長の能力保持も必要とする」とも付け加えている。

 「機長は今日から明日と乗客機を飛ばすことは出来ず、戦闘機のパイロットとは違う」とも説明しており、ベングリオン空港が再開されたとしても、海外の航空会社が通常の運行に戻るまで時間を必要とし、その為に彼の予想ではイスラエルへのフライトは過越し祭まで停止されると見ている。

 イスラエル国内のワクチン接種状況とグリーン証明書に関して同関係者は、「イスラエルと世界の国々との間で、ワクチン接種者やグリーン証明書を保有している者が渡航先へ入国可能となることに関した明確な同意書が必要であり、イスラエル人も好きな場所へ飛べる訳でもない。ギリシャでは接種証明を提示すればイスラエル人は入国することを同意しているが、まだこの件は始まったばかりだ。空港が再開されるだけでは十分ではなく、この事項に関する国際同意書を作成する必要がある。そうでなければ空港が再開してもドバイ、セイシェル諸島、ギリシャ、クロアチアとブルガリアしかイスラエル人は飛べないだろう」とも語っている。

 航空会社のHPでは、現時点で最低でも3月までイスラエルへのフライトチケットを購入することは出来ない。イスラエル航空会社のアルキア社も1月末までドバイへのフライトを停止し、現在1か月は空港が封鎖される状況を考慮すると、3月初頭までフライトを戻さないと通知している。

 イスラエアー社営業販売副責任者のギル氏によると、「空港が封鎖されたと同時に、3月と過越し祭に向けての楽観的な見方や動きが予約に出ている。イスラエルでの接種者数の拡大と安値のチケット、どんな理由であろうともキャンセル料金が発生しないことの組み合わせにより、3~4月にかけて毎日予約する人達の数が増えてきている。弊社では最低1回目のワクチンを接種した人には$50の割引をしており、ドバイ、ブルガリア、ギリシャ、キプロスやその他の近い国々へのパッケージを販売している」と伝えている。

 今週帰国予定して数週間の海外旅行に出たイスラエルも少なくない。しかし突然の空港封鎖と、予約変更できるフライトを見つけることが出来なかったことで海外に居残った人も多く、近日中にイスラエルへ戻るフライトも無い。

 その一人がテルアビブ在住のバル氏30歳で、コロナ禍で無給休暇中となっている。新年をドバイでお祝いするために12月末にイスラエルを出発した、「ドバイでせっかくだから楽しもうと考えた。しかし旅行中にイスラエルが封鎖となり、もう少し滞在を延期することにした。ドバイでは全て開いており、イスラエルのような混乱が無い。違う日に帰国しようと思ったが、2週間の旅行が今では1か月になってしまい、まだ帰国するフライトも無く、帰国できる可能性も無い」と語っており、現時点ではどこにもフライトを予約することが出来ないと説明している。

 「こんなことはあり得ない。1回目と2回目の封鎖でもこんなことは無かったし、レスキューフライトも運行していた。どうやったら政府は国民を見放すことが出来るのか。帰国できるように国がケアーすべきだ。空港封鎖の解除日も決定しておらず、最低でも1か月間は封鎖すると聞いている。海外では長期間滞在するにはお金がかかり、現地当局とイスラエル政府が話し合ってもっと安い場所を見つけるべきだ。変異種を持ち込まないように市民の健康を考えた目的であるのは理解しているが、我々は旅行に出ただけであった犯罪者ではない。我々への責任を誰かが取るべきだ」とも述べた。

 インバウンド観光局局長のヨッシー氏は、「違う形で処理していれば空港を封鎖する理由は無い。フライト72時間以内のPCR検査、空港到着時のPCR検査、その数日後のPCR検査の義務付けだ。他の国々でもやっていて、空港を封鎖するのをそんなに急いでいない。これは観光客を遠ざけるやり方だ。イスラエルから海外へまたはその逆も、国同士の同意によって観光客も動く。2回接種することも十分とは言えず、空港が封鎖されているならば国内観光客が戻ってホテルとB&Bが再開することとなるが、その状況では何も得るものが無い」とも語っている。

 空港が封鎖された一方で陸路の国境は開いたままだ。イスラエルとヨルダン、イスラエルとエジプトの陸路は開いており、イスラエル人はそこから入国して隔離に入れる。西岸地区の1万5千人のパレスチナアラブ人正規労働者が毎日イスラエルへ出稼ぎに来ており、2千人のパレスチナアラブ人違法労働者も国境フェンスの穴を通り抜けてイスラエルへ来て働いては帰っていく。約6万人のパレスチナアラブ人がイスラエルでの農業と建設業の労働許可を持っており、その内の4万人はコロナ規制に沿ってイスラエル国内に宿泊していると想定されている。ガザからも数百人が人道的な理由でイスラエルへ入っている。

最新記事

すべて表示

月を近くで見たいか?日本人億万長者が無料宇宙飛行を提供

日本人億万長者の前澤氏が、SpaceX社の宇宙船で世界で初めての月周遊個人宇宙飛行で一緒に飛ぶ、8人の人達を探していると発表した。この宇宙飛行は2023年に予定されている。作戦名はDearMoonであり、10~12人の乗客となる。宇宙飛行は約1週間が予定されている。 2018年9月に、SpaceX社オーナーのイロン氏が宇宙飛行に関して発表し、前澤氏は芸術家を月旅行に参加させる意思を表した。しかし現

オーストリアとデンマーク首相がイスラエルを訪問し、ワクチンと製薬工場建設の話合

サバスティアン、オーストリア首相は今日ツイッター上で、デンマーク首相と共に3月4日にイスラエルを訪問し、他の独立国家の購入を可能とさせる為に、ワクチンと製薬工場を建設することを話し合うと伝えた。 「ワクチンのお陰で夏に通常生活に戻れるかも知ないが、その他のワクチンや薬を必要とする変異種が継続されるかも知れない。その準備をしなければならない。最速でワクチンや薬を提供できるようにし、可能な限り独立した

キブツ・エンゲブが、漁船で負傷したボランティアを1千2百万シケルで賠償

キブツ・エンゲブと農業保険保険会社は、24歳のドイツ人ボランティアとその両親に対し、4年前に漁船で負傷して左腕が動かなくなった結果、1千2百万シケルの賠償金を支払うこととなった。このようにナザレ地方裁判所で特殊な判決が下された。キブツと保険会社は、原告側の裁判費用と経費である1百万シケルも支払うこととなる。 裁判所では、被告側である特に保険会社の行為を批判し、それも証言者が海外にいる場合に通常用い

熱気球 - ピンク
パイナップルのアイコン - イエロー
包まれたギフト
Wine%20Bucket%20Icon_edited.png
イスラエルのフォトアルバム

© 2020 Saigoaki. All Rights Reserved.