全国の特別ブティック・ワイナリー

 ワイナリーへの訪問は、過去数年間で盛んとなり、コロナ禍では一般公開したワイナリーの数も増大した。全国の数百か所のワイナリーを訪問することが可能となり、全部にビジターセンターや、ブドウ畑の視察などがある訳でもないが、片手に素晴らしいグラスワインがあれば、それ以上望むものはない。

 何処から訪問を開始し、本当に特別はワイナリーとは?北部から南部まで、グラスワイン以外にも提供しているワイナリーを紹介しよう。

◎北部

ペルターワイナリー

 ゴラン高原北部のキブツ・アイン・ジバン、標高1,000mの場所にワイナリーは位置している。ワインのブドウ収穫は手で行われており、この地域のみではなくガリラヤ山地やミツペーラモンからも収穫している。このワイナリーでは、ジン、ウイスキー・シグナル・マルト、アラク、ナツヤメシとリンゴのブランデーなども酒造しており、ワイン専門店や全国のレストランで見ることが出来る。

 週末にはワイナリーの庭に多くのワイン愛好家が集い、おつまみと雰囲気を楽しんでいる。全国のワイナリーとは違い、ペルターは金曜日と土曜日も10時から16時まで開いている。同じ場所にメター・ワイナリーもあり、コーシェル・ワイン・シリーズを製造している。

シャトー・ゴラン

 イスラエルで美しい印象的なワイナリーの一つであり、エリアド村にある。既にこのワイナリーの入口からイタリアかフランスのように感じ、古くて美しい屋敷が皆を迎え入れ、ブドウの木と美しい手入れされた芝生に囲まれている。オーナーでチーフワイン学者のウーリー氏は、170ヘクタールのブドウ畑を所有しており、素晴らしいブティックワインを製造している。

 ワイナリー視察、説明やテースティングもある。おつまみにはパン、オリーブオイルとチーズがある。もし海外からのお客様をイスラエルのワイナリーにあんないしたいなら、この場所がそうだ。

アサフ・ワイナリー

 アサフ・ワイナリーは、チャーミングなファミリーワイナリーで、古代玄武岩の建物の中にあり、ユーカリの木に囲まれた静かな美しい庭がある。庭にはレストランの建物もあり、そこでワインのテースティングが行われている。ここには他に、家族が建てた庭の端にある木製の素晴らしい4軒のB&Bもある(カップル用のみ)。

 レストランのキッチンは、家族の長女であるアディが担当し、軽食を庭で提供しており、現地のチーズと、彼女自身が焼いたパンをベースとしている。ワインの原料であるブドウは、ゴラン高原の玄武岩の土壌で栽培され、家族が所有しているブドウ畑がある。

◎エルサレムとユダ山地

フラム・ワイナリー

 フラム・ワイナリーへの道は美しくて心地よく、到着する前からエルサレム山地の空気が心の中に入ってくる。フラム・ワイナリーはファミリー・ワイナリーで、聖人の森の中のアシュタオール交差点付近のエルサレム山地にあり、フラム家によって運営されている。ワイナリーは、ヨーロッパのワイン別荘を思い起こす緑の景色の中にあり、ブドウ畑が展望できるベランダがあり、そこでワインを試飲することも可能である。

 現地で購入できる洗練されたワイン以外に、美味しいチーズのプレートと、品種と製造工程の説明と共にワイナリーのワインのテースティングも提供している。彼らのブドウ畑はユダ山地と上部ガリラヤに位置している。

カステル・ワイナリー

 素晴らしい樽倉庫、ネベー・イランの美しい景色とエリ・ベンザケン氏が、カステル・ワイナリーの秘密を構成しているものであり、世界で最も知られているイスラエルワイナリーの一つである。このワイナリーは、ベンザケン家の住んでいるラマット・ラジエル村から始まり、6年前に近くのヤッド・ハシュモナの新しい建物に移転した。

 ワインと、景色を前にして澄んだ山の空気を楽しんだり、美味しい物が入ったバケットを受け取って、付近でピクニックを楽しむことも出来る。ワイナリーや、素晴らしい樽の倉庫の見学もお見逃しなく。

シザフ・ブドウ園

 作家で新聞記者のツール・シザフ氏のオルガニックブドウ畑は、ミツペーラモンの付近に位置しており、ナチュラル・ワインをそこで製造している。テルアビブとブドウ畑を行き来しているシザフ氏は、最低限のもので砂漠の中で生活している人である。

 シザフ氏はナチュラルなブドウ畑を取り扱う栽培家でもあり、ここには約10年前に苗を植え、毎年約5千本しか製造しないワインメーカーでもある。彼のブドウの殆どは、全国の他のワイナリーに販売されている。ここでは崖の中に掘られた小さい洞窟の中を訪問する。訪問自体が経験となる。

ナナ・ブドウ園

 ナナと呼ばれるエラン・ラズ氏が、チンの川地域でブドウを植え、2007年には全く何も整備されていなかったが、彼には夢があった。ネゲブでブドウを植えることである。この地域を歩き回ってワジ、古代の段々畑や古代の農場地を発見し、以前にこの場所で農業を行っていたのならば、今日自分が出来ない理由は無いと理解した。

 ナナ氏は自身でブドウを栽培し、それらからワイナリーのワインを製造して、ワイン製造の全過程を踏んでいる。美しい庭で静かな場所に座り、チーズやパンのプレートと共にワインをテースティング出来る。この場所はとても隔離された場所であり、ここまで車で辿り着くことも経験であり、この場所を訪問する十分な時間を費やして欲しい。

◎中央と海岸平野

アムフォーラ・ワイナリー

 ハール・ブドウ園からの景色は、トスカーナ地方を思い起こすような絵画で、カルメル山の一角に位置する、イスラエルでも美しいワイナリーの一つである。オリーブの木とブドウの木がワイナリーの石造りの建物へと導き、ワインと共にナチュラルチーズを味わうことが出来る。

 エコロジーワイナリーであり、つまりワイナリーに電気を供給している太陽発電システムがあり、ワイナリーの下水道を処理する特別なウォーターシステムも存在している。

ヴィルヘルマ・ワイナリー

 ブネイ・アタロット村の古代テンプラー騎士団の建物に既に20年存在するワイナリーで、多くの部屋と緑に囲まれている。時間に余裕を持って事前に予約しておけば、現地でワイン・ワークショップを経験したり、テースティングを含んだ見学も可能である。レストランはコロナ禍で封鎖されていたが、美味しい物が入ったカップル用のピクニック・バスケットがあり、それを受け取ってワイナリーの敷地で食べたり、何処にでも持っていける。

 現地では白と赤ワイン、またポートワインも製造している。ワイナリーに届けられるブドウが育つブドウ畑は、この村の地域に位置しており、北部のベン・ザムラブドウ園や、タボール村などの全国からも届けられている。

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