何故ペリカンがイスラエルに何日間滞在したのかを調査するのか?

 秋の渡り鳥の季節になると、イスラエルに約5万匹のペリカンがやって来て、自然公園局はイスラエルに何日間滞在しているのかを記録している。ペリカンの移動季節が終わりに近づき、自然公園局はペリカンの数量確認報告書を作成し、興味あるデータを提示している。イスラエルに到着したペリカンの量の変化はないが、イスラエルに於けるペリカンの滞在日数が過去3年間の平均と比べると約25%減少している。

 ペリカンが滞在している時間は、「ペリカン日数」が測定値となっており、イスラエルで各ペリカンが何日間滞在したかを測定している。もしペリカン1羽が今日到着して明日離れるならば、ペリカン1日数として計算される。ペリカン日数の量を計算するために、自然局では毎日ボランティア、監視員、野鳥観察者や漁師の助けを得てペリカンを数えている。一日の終わりに受け取る全ての情報を収集し、全体像が得られるようになっている。

 「何故滞在日数に変化が起きたのかは分からない。2017年前までは、この時期には同じ量のペリカンがいたが、過去3年間で滞在時間が減少した」と北部生態学者のアミット氏は語った。

 「毎日ペリカンは1羽で1㎏の魚を食べる。もし1羽がイスラエルに一日滞在したならば、1kgの魚を食べたということであり、30日滞在したならば30㎏の魚を食べたことになる。このようにどれくらいの魚を食べたのかが推定できる。ペリカンはどの魚でも食べる、自然公園、貯水池や魚の養殖場もそうで、養殖者達との問題はここから始まる」。

 アミット氏はまた、養殖者とペリカンとの戦いを止めさせる為に、自然公園局はペリカンに非商用の魚をフーラ湖とハシャロン貯水池で与えている。今年は餌の量は去年と同様約110トンとなっている。この餌付けには大きな理由があり、イスラエル全国での魚の養殖場に於けるペリカン被害が減っている。

 また一般公開されている情報は、「翌年のペリカンの扱いの決定を可能とさせる。漁師組合、空軍、自然保護協会と自然公園局などの関連団体が協力した決定チームがある。そのチームは、空軍がある地域で活動する時にペリカンを危険に冒さないかなどの支持を受けるなどを決定している」。

 ペリカンは大きくて重量がある鳥だ。成長したペリカンの重量は約10㎏まで達し、両羽の長さは約3.5mにも達する。ペリカンは主に魚だけを食べており、下口ばしでとらえている。ペリカンの下口ばしは袋の形をした膜状で、そこからヘブライ語ではサクナイ(袋持ちという意味)と呼ばれている。

 ペリカンはヨーロッパ南東部、アジア西部と南部、アフリカの殆どの地域に生息している。世界のペリカン人口は約25万羽から30万羽となっており、そのうちの約5万羽がヨーロッパ、アジア西部、ギリシャとカスピ海に広がるプラクティック地域に生息している。

 この地域のペリカンは秋になると南下し、春になると北上し、アフリカで冬を過ごすので安定した人口がある。全てのペリカンは秋(8月から11月)と春(3月から5月)になるとイスラエル上空を通過する。数百羽はイスラエルで冬を過ごす。

 重量がある鳥の移動戦略は移動前の体重を増やすことであり、移動の途中で餌の為に止まることである。ペリカンは群れで魚を捕らえ、ペリカンの群れは相互に助けないながら餌を捕らえている。群れは半円形で泳ぎながら足で魚を浅瀬に追いやる。合図と共にペリカンは一緒に頭を水に突っ込み獲物を捕らえる。

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