昨日(14日)のコロナ閣議では制限解除の今後の段階に関して話し合われた。昨日は空港規制以外の重要な決定はなされていない。「マゲン・イスラエル(イスラエルの盾)」本部局長ナフマン教授は、教育関係者、医療関係者、治療所や運転手など人との接触が多い従業員へのワクチン接種又はPCR検査の義務付けを推薦している。また同本部は、未接種の市民リストを地方自治体へ保健省が送付することを可能にする法の制定も推奨している。
オーリット観光大臣の提案した空港規制では、ベングリオン空港から毎日2千人までの入国が許可される。また空港監視員により幅広い権限が与えらえる法の制定、国防省による強制隔離ホテルの十分な受け入れ態勢、保健省が特例委員会を開設することなど。主な規制は承認され、今後細かい規制が承認される予定である。接種者と回復者は隔離される必要は無いと見られており、また接種者と回復者の海外旅行再開の可能性も検討されている。ネタニヤフ首相は海外から帰国する者でホテル強制隔離を拒否する者への法的罰則の可能性を検討することを要求した。
また昨夜は、教育施設再開に関する最新の信号色別都市リストが承認されたが、大きな混乱を招いている。テルアビブでは幼稚園と小学校低学年が再開されるが、エルサレムでは火曜日から、エイラットでは水曜日から、ネタニヤでは未定となっている。各都市内でも居住区によって再開と未再開と分かれており、各家庭で調べる必要がある。
これらを受けてコロナ閣議は今日、封鎖解除計画に関する話合いを持つ予定である。今日は商店再開が重要な議題なっている。カホール・ラバン政党では、今週から「グリーン証明書」の利用を開始し、文化、観光、娯楽、ジムや商店を再開することを要求している。同政党では、ネタニヤフ首相は「時間を利用」して、総選挙日に近い期日での再開を狙っていると主張している。
●封鎖解除計画
予定日 2段階目2月23日予定 3段階目3月9日予定
教育 小学校5~6年生 中学校1~高校1年生
高校2~3年生 グリーンとイエロー都市
グリーンとイエロー都市 オレンジは接種率70%以上
オレンジは接種率70%以上
グリーン証明書無 ストリートショップ
シナゴーグ
グリーン証明書有 モール、市場、アウトレット レストラン(事前予約)
ジム、スタジオ ホテル(通常営業)
文化イベント、スポーツ 式場、学会、アトラクション
博物館、素泊まりホテル
プール、展示会
集合人数規制 屋内10人、屋外20人 屋内20人、屋外50人
グリーン証明書と平行し、カホール・ラバン政党ではプリム祭での制限を要求している。同政党によると、商店、教育や集合人数の短縮をプリム祭だけでも実施し、感染の悪化を懸念している。もしこれが承認されなければ、完全封鎖を検討するよう推奨する予定である。