二日連続:ガザ周辺でロケット着弾、イスラエル軍がガザを攻撃

 昨夜(金曜日)ガザから発射されたロケットは、ネゲブ西部のエシュコール自治体の野原に着弾した。ミサイル発射により、ホリットとシャデイ・アブラハムで21時43分に警報が作動した。イスラエル軍によると、国内へ向けたロケット発射が1発確認されたとのこと。エシュコール自治体によると、ロケットは居住地外の野原で爆発したと思われ、軍が調査をしていると伝えている。負傷者や被害は出ていない。

 その報復として、イスラエル軍はガザのハマス拠点を攻撃した。イスラエル軍スポークスマンによると、「空軍戦闘機と航空機がテロリスト標的を攻撃した」と伝えている。標的となったのは訓練所、開発中の対空発射台、コンクリート製造工場と、ハマスのテロ攻撃用トンネルの設備が攻撃された。攻撃された2か所、対空発射台とコンクリート製造工場は、ガザに於けるハマスの強大化をイスラエル軍が暴露した比較的特殊なケースであり、ハマスは国境に近づいているガザ地区内戦闘用トンネル開発と、独自の対戦闘機発射台の開発を手掛けている。

 ちょうど20年前の昨日、2001年4月16日に初めてガザからミサイルが発射された。そのミサイルは、シュデロット市郊外の野原で発見されたが、それ以降20年もガザ周辺のユダヤ人居住地住民は、分離壁の反対側から殆ど止むことのないミサイル攻撃に悩まされている。

 当時の初めてのミサイルは、迫撃弾を改良したものであり、シュデロット市ラビン居住区の一部の家から数メートルの所に着弾した。当時の新聞記事によると、ショック受けた住民達は「キリヤットシュモナになった」(注:レバノン国境沿い)と語っている。防衛筋の関係者は、キブツ・ヤッド・モルデハイ、又はアシュケロンまでロケットが落ちる恐れがあることを懸念していると引用されている。

 迫撃弾の1発は、当時のシュデロット市市長エリー氏の自宅の近くで爆発した。「丁度帰宅した時に、突然大きな爆発音を聞いた。直ぐに外に出て、余りと屋内場所、多分10mくらいの場所に火と煙が見え、何が起きたのか理解できない間に二度目の爆発音を聞いた。信じられない、自分の町がガザからの迫撃弾の攻撃範囲にある」と語っている。

 イスラエル政府は長年この現象を取り除くことを公言してきたが、約束は言葉だけとして残り、現場の数字が現状を表している。数十万発のロケットとミサイルが無数の市民の死者、負傷者、精神被害を引き起こし、多くは子供達であった。周辺住民は比較的に静かな状況でも常に恐怖の中で生きており、これも次にロケットが着弾するまでの静けさと皆理解しているからだ。

 政府からの解決策が無いまま、イスラエル軍は住民を守るために日夜努力している。昨日着弾地点からそう遠くないエシュコール自治体で実施された独立記念日式典では、戦車、大砲や機関銃などの住民が知っている武器の他に、トンネル発見の新しいツールなどが展示会で紹介された。ケレム・シャローム付近のハプラダ装甲車部隊記念会場で行われたイベントで、エシュコール地方自治体会長のガディ氏が、居住地と軍との関連性関して述べた。

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