一晩でガザから12発のミサイル攻撃、イスラエル防衛軍は状況悪化へ準備

 シュデロット市を狙ったハマスの12発のミサイル攻撃が起き、イスラエル軍によるガザへの報復攻撃後、イスラエル南部での状況が悪化することを軍では想定して準備している。今朝軍司令部で今後の軍事行動が決められる予定。

 最近イスラエル空軍の攻撃がガザ南部のハマスの標的に行われ、テロ組織の地下インフラが打撃を受けた。この報復攻撃はハマスが7発のミサイルをイスラエル国内に発射したことが起因している。6発は上空防衛兵士達によって迎撃された。

 軍スポークスマンによると、「イスラエル軍は同国に対するテロ攻撃活動を重く見ており、イスラエル市民や同国への攻撃に対しては必要なだけ報復する準備ができている。ガザ内部の責任はハマスにあり、イスラエル市民に対するテロ活動の影響はハマスが受けることとなる」と伝えている。

 ハマスは関連組織にミサイル攻撃を止めることは伝えておらず、「国民を守るため、その権利を守るために、自分達で責任を持ってパレスチナ反対活動をしている同志に、状況悪化への直接介入と、ガザへの封鎖継続への反抗を祝福する」と発表している。

 「国民を守るために反抗することを明確にし、もし状況悪化と空爆が継続するならば、イスラエルとの戦闘を躊躇しない。ガザに対する侵略継続、封鎖強化、市民生活の混乱や反抗軍の施設空爆に対してイスラエルは代価を支払うことになる」とも伝えている。

 夜中の2時半にミサイルがシュデロット市とキブツ・ニルアムとキブツ・イビムなどを標的にして発射された。被弾した家の3名がショック症状の治療を受け、シェルターへ逃げる途中に転んで負傷した女性1名が現場で手当てを受けた。現時点では大きな被害を受けた家には迎撃されなかった1発が着弾したのか、それとも迎撃されたミサイルの破片が被弾したのかは明確ではない。

 ガザへのイスラエル軍攻撃第二波に平行して7発のミサイルが発射され、ガザ付近にあるキブツなどが標的となった。昨日も何発かミサイルが発射されたが、国境付近で着弾している。

 風船焼夷弾攻撃やミサイル攻撃に対するガザへの報復攻撃は連続10日間となった。主に空軍によって行われており、一部は戦車部隊からの攻撃も行われている。

 ハマス代表のイスマイル・ハナヤ氏はトルコで現地メディアに対し、もしイスラエルが同グループの要求を受け入れなければ、戦闘が開始する恐れがあると伝えている。「我々はエジプト諜報部使節団を通じてイスラエルへ伝えた要求への回答を待っている」と語った。

 ハマスは昨日イスラエルを脅す動画を発表しており、もしイスラエル軍がガザ地区への攻撃を継続するならば、ミサイル攻撃と対戦車ミサイル砲で攻撃するとのこと。今回の動画の発表は、イスラエル政府がガザの上層部暗殺を遂行することを考えているというようなイスラエル側からの直接的、又は間接的な脅しに対するものと考えられる。

 ハマスの動画はガザの副責任者ハリール・エルハヤ氏のスピーチをベースとしており、「空爆には空爆を。ミサイルにはミサイルを。殺人には殺人を」と語っている。同氏はまたイスラエルの脅しはパレスチナ民族には通じず、「反抗の指は引き金にかかっている」とも語った。

 この脅迫スピーチに対しベニヤミン・ネタニヤフ首相は、「ハマスが攻撃を継続するならば、非常に大きな誤算となるであろう。そうなれば戦闘開始の必要性や暗殺も含めて全ての手段を講じる。我々には何も制限はない」と語った。

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