ワクチン拒否する若者世代の高い代償

 全国民がワクチン接種作戦の対象となってからちょうど1週間が経過したが、若者世代の接種率は未だ低い。その結果、接種開始当初は接種会場が一杯になっていた状況に反し、一部の保険会社では接種会場の活動時間を短縮し始めている。

 憂慮すべき接種数の低下を背景に、今だ若者達の入院数は高い。先月は28人であったにも関わらず、今日現在で78人の40歳以下が重症又は致命的な状況で病院に入院している。保健省では、この状況は感染拡大と重症化を引き起こすイギリス変異種の感染が要因とみている。

 保健省の発表によると、20~29歳の35%が最低1回目の接種済みで、1週間で9%しか上昇していない。16~19歳ではもっと低く、現在まで28%が接種を受けたが、1週間では5%しか上昇していない。クラリット、メウヘデットとレウミット保険会社では最近、接種予約数が減少したことによって一部の接種会場閉鎖と活動時間の短縮を開始している。

 マッカビー保険会社は現在活動時間の短縮は行っていないが、同保険会社は以前から限られた16歳以上の若者達へ接種を供給していた。「被保険者の接種需要が減少した現状により、接種会場を閉鎖することは無いが、活動時間の短縮は行う」と伝えている。メウヘデット保険会社では、「終日閉鎖している会場もあれば、一部だけ活動している場所もある」と伝えている。

 レウミット保険会社代表のハイム氏は、接種会場の一部閉鎖だけではなく、ワクチン接種の列も縮小されるとのこと。「テルアビブでは最大の接種会場があり、7列準備しているが、需要がこれを必要としていない。活動時間の短縮はしたくないので、7列から4列まで減少させることとなるだろう。しかしグリーン証明書が有効化されれば、若者達の間でも接種を希望する数が上昇すると信じている」と語った。

 クラリット保険会社代表のエフード教授も、人事削減は必要だと語っている。「接種会場にいる12人の看護師を8人まで削減する」。若者世代の少ない接種者数は、高い代償を支払うこととなっている。昨日は36歳の男性が、エルサレムのシャアレイ・ツェデク病院でコロナ合併症により死亡した。男性は約2週間前に感染し、回復するまで隔離ホテルに滞在して自宅へ戻った。その直後彼の健康状態が急変し、再度病院に運ばれて集中治療室に入院した。

 彼が祈っていたラモット居住区のミシュカン・シュラガ・シナゴーグでは、彼の死を伝える恐ろしい内容が発表された。「今我々の地は煮えきり返っており、故人は不妊問題の懸念からワクチン接種を受けることを拒否していた。彼にそのようなくだらないことを教えた人物や、そのような内容を言いふらしている連中は、皆殺人者である」。同シナゴーグのラビ・イシャイは、故人はシナゴーグの集計係で、会衆にも多くを与えてきた人であったと伝えている。「いつも幸せな人であった。顔が輝いていたのに、あっという間に亡くなってしまった」。

 ハイファのラムバム病院からは、ここ数日間は比較的若い入院患者が搬送されてきており、一人は35歳の妊婦で妊娠25週目であった。先日彼女はアフラ市のハエメク病院からラムバム病院に搬送され、エクモ医療機器に接続されている。

 「彼女の感染状況はとても速く悪化した」とエクモ担当者のヨッシー医師は語った。「現在彼女の容態は安定しているが重症だ。意識はあり、今朝呼吸器を外して会話できるようにもなった。近日中に回復して早く退院できることを願っている」とも伝えている。

 ペタフティクバ市のベーリンソン病院にも40歳の妊婦が重症として搬送された。彼女は妊娠28週目で、容態の悪化により出産させることが決定し、現在でも彼女はエクモに接続されている。「容態の悪化によって胎児への危機が起こり出産せざるを得ず、新生児は体重780gで新生児集中治療室に移された」と伝えている。コロナICU局長のイリヤ医師は、「現在彼女の容態は安定しているが、彼女の救命を継続している」とも伝えている。

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