妊娠27週目のユダヤ教徒女性が、道を歩いている途中で反ユダヤ主義を背景とした襲撃にあった。地域の監視カメラに襲撃の一部始終が記録されており、犯人は今でも逃走中である。女性は病院に搬送され、ロンドン警察は捜査を開始した。
妊婦の女性は、ユダヤ教徒が密集して住んでいるロンドンのスタンフォード・ヒル通りを歩いていた時に、彼女の後を付けてきた買い物カートを持った男性が後ろから近寄り、彼女の頭を覆って絞め殺そうとし、彼女の腹部を何度も殴ったが、被害者の女性はそこから逃げることに成功した。
襲撃事件は夕方に起こり、多くの人が通りに出ていたが、犯人は彼女が静かな横道で一人になるのを待って実行に及んだ。ユダヤ人自衛組織「ショムリーム」は、襲撃と犯人の写真を公表し、犯人の迅速な逮捕を呼びかけている。
「この非常に危険な犯罪者は、妊婦を襲っている様子が監視カメラに収められており、今でも逮捕されずに逃走中となっている。ボランティアによるパトロールを強化した」と自衛組織のツイッターにツイートされた。