多くの約束、躊躇と延期の後に、今週からロッジ式宿泊施設の再開が許可された。先週のコロナ閣議の会議により、段階的封鎖解除の第三段階にある幾つかの分野の再開の前倒しが決定した。その中にはシナゴーグとロッジ式宿泊施設が含まれており、本来は2週間後に再開する予定であった。
「とても懐かしく思う。ロッジは自分の人生の全てであり、命を注ぎ込んできた唯一の生計だ」とメトゥーラ市になる「マジカル・コーナー」ロッジを経営しているリナ氏は語った。
八ド・ネスの「フレグランシズ・オブ・プロバンス」ロッジのオーナーであるイリス氏も、新規予約が入ったことにとても感激している。「予約で一杯になった。早急なロッジ再開を期待していた。コストがとても高いこのような施設を封鎖することは、我々にとっての損害も大きい」と語った。
ロッジ再開は指標に適応した条件で再開が前倒しとなり、現時点では核家族だけの利用が許可されており、食堂とプールの使用は禁止されている。ロッジの再開は観光大臣のオーリット氏の圧力によって実現した。
「ロッジの所有者達はとても高い代償を支払ってきた」とロッシュ・ハピナで「ハナパフ」ロッジの所有者であるハノフ氏は語った。「最初の封鎖では6万シケル、二回目の封鎖では3万シケルの損害が出た。政府から出た補償金は2千シケルと750シケルのみだ」とも語っている。しかしハノフ氏は、ロッジの所有者達が値段を上げずに、通常通りの運営になると述べている。「夏場のハイシーズンでは値上がりするが、冬場はローシーズンなので値下がりする。今年の夏は短く、夏場で年間のコスト分を稼がないといけない。今はもう冬シーズンの値段なので、値段は安いし施設も素晴らしい。ジャグジー付きやプール付きの部屋などで、海外ではこの値段でこのレベルの部屋は見つからない。安いロッジもあれば高いロッジもある」と語った。
八ド・ネスのイリス氏は、利用客の為にプロモーションを行っているとのこと。「宿泊客がまず来ることが重要だ。最高のものを提供し、値段はそのサービスを見て頷けるものだと信じている」と付け加えた。
何故観光業界では長期間の封鎖が敷かれたのかとの質問に対してメトゥーラのリナ氏は、封鎖が決定されたことは理解できると語った。「一方ではコロナとは全く新しいものなのは理解できる。しかしもう一方では何故ロッジが封鎖されたのかは理解できない、自宅より安全だからだ。宿泊客には一軒ずつ分かれているし、隣の人と触れ合うこともない、世界で一番安全な場所だと思う」と語った。
ロッシュ・ハピナのハノフ氏は、封鎖決定は全く理解できないと回答した。「自分のロッジは完全に孤立した形になっている。宿泊客も車で到着するし、誰とも接触しないし、1泊か2泊して帰宅するから全て清潔だ。自宅より安全だと思う。政府は感染者の隔離施設としてロッジを利用していた。それほど安全で隔離が可能な場所だということだ。でも封鎖された。全くその理由が分からない。勿論誰も病気にはなりたくないが、全く封鎖されたことが理解できない。食事も別々であるし、全て分かれている」と付け加えた。