イスラエル空軍戦闘機などが昨夜、アイアンドームによって迎撃されたアシュケロンに対する2発のロケット攻撃に対し、ガザにあるハマスの拠点を数か所攻撃した。パレスチナ情報筋によると、報復攻撃はガザ市のトッパフ居住区を中心に行われたとのこと。
イスラエル軍スポークスマンによると攻撃を受けたテロ拠点は、ロケット製造工場、地下施設とハマスの軍事拠点とのこと。「イスラエル軍はイスラエルに対する全てのテロ活動を重視し、イスラエル市民と主権を脅す試みに対して必要な全ての活動を行う準備が出来ている。ハマス・テロ組織は、ガザ内やガザからの全ての行動に責任を持っており、イスラエル市民に対するテロ活動への責任を負うことになる」と伝えている。
イスラエル軍によると、昨日ガザからイスラエル国内に2発のロケット発射が確認され、防空隊員によって迎撃されたと伝えている。アシュケロン、ジッキーム、カルミア、ナティーブ・ハアサラー、マブキイームやアシュケロン南部の工場地帯で空襲警報が鳴った。
赤ダビデの星スポークスマンによると、数人のパニック症以外は負傷者に関する通報は無かったとのこと。地域の住民からは、迎撃による爆発音が響き渡ったと報告されている。アシュケロン市ブラジライ病院では、20歳のパニック症の女性が病院に搬送されて専門家の治療を受けたとのこと。また他に3人の市民が、シェルターに向かう途中で負傷した理由で病院にやってきた。
昨夜のロケット攻撃は、約1カ月間の静寂の後に起こった。ガザからの前回のロケット攻撃は11月22日に起きており、アシュケロン南部の工場地帯で着弾している。その1週間前には2発のロケットがガザから発射され、アシュケロンの野原と海岸線にあるキブツ・パルマヒーム付近の野原に着弾した。当時もアイアンドームが作動したが、迎撃ミサイルの破片がバットヤム市の海岸通りに落下した。