ヨーロッパが観光客受入間近:イスラエル人にとってポピュラーな都市の感染状況

 先日の欧州委員会の発表により、数カ月間もドアが閉められていた観光客へのEU国境再開に向けた第一歩に関し、今年の夏の休暇には楽観論が高まってきている。

 ヨーロッパに入国することが出来る国々のリストの中には、EU関係者の話によると、イスラエルはEUに入国許可される国の一つであるには疑う余地もないと伝えている。この嬉しいニュースと慎重な楽観論を背景に、イスラエル人がヨーロッパで大好きでポピュラーな6か所の現在と将来の状況をまとめ、今回は失望することも無い夏休みの旅行計画を始めるのに賢い選択が出来るようにした。

◎ローマ

 イタリアは、現在赤、黄色、青色の3段階の信号方法で管理している。この文章を書いている時のローマは黄色である。日中は商業、商店、ホテル、レストランと映画館でも開いているが、殆どが夜の21時に閉鎖する。22時には翌朝まで完全封鎖が有効となっており、外の通りを歩くことも禁止されている。

 ソーシャルディスタンスは全ての場所で遵守され、通りでも屋外でもマスクの着用は義務化されている。公共機関の利用も可能だが、バスと列車の運行数は非常に少なく、毎回限られた少ない人数しか乗車できない。タクシーにも2人までの乗車人数となっている。

 人の密も禁止されており、同じ家族が4人までで、各自が1.5mの距離を保つ必要がある。

 レストランは前述の通りに開いてはいるが、屋外のみの着席となっており、テーブル間も2mの距離を保ち、各テーブルには同じ家族で4人まで、18時まで許可されており、それ以降はテイクアウトのみとなっている。商店内には同時に2人までしか入店できず、商店の規模による。

◎ヨーロッパでイスラエル人が好きな渡航先の感染状況:

渡航先 累積感染者数 合計死者数 1日平均感染者数 1日平均死者数 接種率(2回)

ローマ 335,086   7,712   9,145      144      全国10.4%

ベルリン170,000   3,216   57        2       全国8%

マドリード683,000  14,994  (全国)5,000  (全国)10   全国10%

バルセロナ585,000  14,149  (全国)5,000  (全国)10   全国10%

ロンドン720,110   127,539  193       1       全国23%

フランス5,650,000  105,000  10,000     113      9.8%

 「ローマは観光客に飢えており、今は観光客が誰もいない」と、ローマでイタリア電車会社に勤めており、イスラエルが大好きなアントネーラ氏は語った。しかしそれでも「スリには気を付けて」と注意している。彼女の推奨では、特にこの時期には大金を持って夜をうろつかないこと。彼女によると、5月末から状況が変化し、新しい法律が制定されるとのことである。

 「ローマはとてもさみしい感じで、町を歩いても数人にしか出会わない。スペインの会談は誰もおらず、ここが観光地だとも思えないくらいで、同様にバチカンやその他の有名な観光地も閑散としている」と述べた。

 ローマとイタリア全国の前述の全ての法律は、ワクチン接種に関してEU全住民と、イギリスとイスラエルから来る人々全員に有効となる。これらの国々からの接種者は、入国、レストランと商店への入店さえも許可される。しかし既存する規制は5月19日まで有効となっている。

◎パリ

 今日フランス全国で夜19時から翌朝6時までの封鎖が有効となっている。11歳以上の全員にマスク着用の義務もある。この義務は、全国の室内と公共機関で義務付けられており、パリでは町の通りでも義務付けられている。

 6人以上の人の三つは禁止。公共機関の人数制限も実施されており、列車やバスに乗る乗客数も限られている。その為にフランス電車会社RATPは、同社のアプリを使用して事前に乗客数や、混む時間帯を調べることを推奨しており、特に混雑する時間帯を避けるように勧めている。

 今日敷地が数万㎡以上の全てのモールと商業センターは閉鎖されている。バー、レストラン、博物館、アートセンター、劇場、映画館、プール、スポーツジムなども無制限に閉鎖されているが、近い将来に再開されると見られている。レストランは夜の18時までテイクアウトのみの運営となっている。

 運営しているのは小さい商店、食料品店、公園、パーク、ベーカリー、衛生品店と薬局である。1月31日からフランスに入国出来るのはEU市民、又は特殊許可書保持者であり、PCR検査陰性結果を必要としており、この法律は今日でも有効である。

◎ベルリン

 ここの状況は悪化している。ベルリン市民への一般指示は、仕事、食料購入や個人スポーツなどの必要な時にだけ外出することとなっている。またベルリン全住民に対して国外への旅行を控えるように勧めている。完全封鎖は毎日夜22時から翌朝5時まで有効となっている。

 勿論人の密も禁止されており、同じ家に住んでいる人達以外のソーシャルディスタンスは1.5m。屋外は5人までの人数制限があり、14歳以下は含まれない。

 しかしマスク着用義務は全室内に義務化されておらず、公共機関内、モール、多くの人通りの中だけである。しかし屋外でもマスク着用の推奨はあるが、核家族であれば不必要であり、義務化されてもいない。

 バーとレストランは現在閉鎖中で、朝の5時から夜の22時までのテイクアウトのみ。これらの規制は5月16日に無効化する予定である。また観光客を宿泊させるホテルやその他の宿泊施設も現在閉鎖中である。

◎マドリードとバルセロナ

 スペイン全国では緊急事態宣言となっており、スペイン国内の各州の移動も不可能となる移動制限もある。各州に州内の封鎖時間を決定する可能性がある。しかし緊急事態は5月9日に終了する予定である。

 マドリードでは全て夜の23時まで開いており、バルセロナとバレンシアでは夜の17時までとなっている。緊急事態宣言が解除されれば、スペイン国内の移動も自由となり、封鎖時間も解除される。しかしレストランとバーの運営時間の規制は、有効のまま継続されると見られている。

 数日後にマドリードでも選挙が実施され、極端に変化が起きることがあるという点を述べるのは重要である。

 スペインではアメリカとイギリス、またグリーンパスポートを所有したEU全体からの観光客を受け入れると発表し、6月から開始すると考えられている。現段階ではイスラエルの事は未明だ。

◎ロンドン

 イギリス王国の首都は、ここのリストでは唯一封鎖が無い都市だ。レストランとバーは全て再開されており、殆どの場所では屋外での着席が可能で、6月16日にはこの規制も無効化する予定で、その後は室内でも着席することが出来るようになる。

 映画館も現在閉鎖されているが、6月16日に再開される予定である。「コロナは4月に終息した」と、同市住民のアロン氏は語った。3月8日からイギリスと特にロンドンでは規制が開始したが、4段階計画に沿って段々と解除されている。

 現在残った規制は、サッカーやクラブなどの大きなイベント催行に関してのみである。6月21日には全てのコロナ規制は終了する予定で、マスク着用の義務も含まれている。

 「これも全て国内のワクチン接種のお陰であり、1千700万人以上が接種を終え、封鎖の遵守、マスク着用の厳守、ソーシャルディスタンスの厳守などの国の指示に従った市民のお陰でもある」と、ロンドンの感染・規制状況データを示す政府ホームページに記されている。

 「今月末までに、国内の成人市民の99%が接種を受ける予定で、政府が最も興味を持っている事である」とアロン氏は伝え、接種率が高いにも関わらず、グリーンパスポート保持の重要性はそんなに高くないと語った。「イギリス人はこれらの事にアンチであり、1984年の事を思い出させるようだ」。


 フェイスブックで海外旅行のグループを運営しているヒラ氏は、夏休みに家族と一緒にヨーロッパに旅行へ行くのが待ちきれないと語った。「ヨーロッパへ入国することを1年以上待っている。特にオーストリアだ」。

 彼女によるとコロナ禍が始まってから、毎回キャンセルされた旅行を計画し、フライトへのクレジットが沢山あるとのこと。「キャンセルされたフライトのバウチャーが手元に沢山あり、早く使いたい。特にイスラエル人が好きな渡航先がある西ヨーロッパが懐かしい。オーストリアは家族旅行に最適だ。黒い森、ドイツや全ての渡航先は家族に適応しており、今は封鎖されていてとても懐かしい」と肩ttあ。

 値段に関しては、ドイツのミュンヘンまでのフライトチケットは265ドルしたと語っており、ルフトハンザ航空だとのこと。イスラエルへ帰国した時に子供達は隔離が必要なことに関しては、「オーストリアに行けるなら10日間の隔離でも我慢できると子供達が回答した」と述べた。

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