ユダヤ人とアラブ人が襲撃され、他の都市でも緊急事態宣言発令が検討中


 多くの場所で不制御となっており、多くの市民が勝手な行動をしているが、警察では「主な暴動地域の制御を確保した」と伝えている。しかし警察は、「国境警備隊と警官隊が暴徒達を鎮圧している事件が幾つか残っている」とも伝えている。

 警察は昨夜逮捕された容疑者の中には、2人の20代のロッド住民が含まれており、彼等は暴動中に警官隊に向けて発砲した容疑がある。2人の容疑者はヤッフォーへ向かう途中で逮捕された。ユダヤ人住民によると、ロッドとヤッフォーでアラブ人達が発砲してきたと訴えており、SNS上でもアラブ人のデモで覆面した連中が空に発砲している動画が出回っている。

 ネタニヤフ首相はロッドにいる警視総監に連絡を入れ、現在訓練中の軍師団を投入する可能性に関して話し合った。また現在夜の20時から翌朝4時まで外出禁止令が実施されているロッドでの緊急事態宣言の発令を、その他の都市にも発令することが検討されている。

 参謀長官は昨日持たれた国家治安閣議において、市民抗議の処理にイスラエルの都市へイスラエル兵士を送り込むことに反対した。彼によるとこの軍隊は市民によって構成された軍隊であることを忘れてはいけないとのこと。

 バットヤムではラ・ファミリアの支援者達が、ヤッフォーのアラブ人住民と戦う為に集結した。アラブ人所有の店の窓を破壊し、車で通ったアラブ人ドライバーにリンチを加えた。車の窓ガラスを割り、ドライバーを殴り続け、ドライバーは重傷となっている。6人の容疑者が逮捕されている。

 エルサレムのマハネーユダ市場では、ユダヤ人達がアラブ人通行人を襲い、殴って刺し、重症となっている。負傷者は25歳で重傷だが意識はあると救助隊は伝えている。警察ではエルサレムの各地で暴動がおこり、投石、花火攻撃、タイヤの放火、警官隊や市民への暴力も含まれていると伝えている。またダマスカス門、シェイフ・ジャラフ居住地、アトゥール交差点やシオン広場で暴動や衝突が起きたとも伝えている。

 アッコーでは30歳のユダヤ人通行人がアラブ人群衆に投石や棒などで襲撃されて瀕死の状態となった。数十人の暴徒達が警官隊に投石をしている。警察では容疑者が警官隊に向けて発砲し、警官隊も発砲して容疑者が負傷した。アッコー住民の25歳男性は事件後に逮捕されている。またアッコーの暴動で6人が負傷した。2人が中等傷、4人が軽傷で、国境警備隊の兵士とカルミエル住民もその中に含まれている。同地域警察司令官は、「非常に厳しい状況だ。とても大変であった火曜日より悪化している」と語った。

 「アッコーの旧市街では阻止したが、ユダヤ人達とアラブ人達との衝突の非常に激しい小競り合いが新市街で発生している。町に展開しているが全ての場所にいる訳でもなく、全ての事件発生場所を処理するだけの警察官もいない」。

 「警察は全ての場所にいるわけではない。100番に電話してもパトカーが来ない市民の苦境も理解している。私は彼等の事を心から理解している。しかし我々も非常に暴力的な事件を前に苦境の立場にあり、警察で従事している私でも今までにこんな酷い状況は見たことがない。2000年の第二次インティファーダでもこんなことはなかった」。

 タマラでもアラブ人達の暴動が起き、間違って町に入った50歳のユダヤ人男性が襲われて中等傷となった。現地の救命隊が暴動を察知し男性を救助した。

 4号線のオールアキバ付近では、ユダヤ人達のデモ隊が車に投石し、人種差別的なスローガンを叫んだ。数十人がアラブ人ドライバーを襲撃して重傷となり、彼の車も多大な被害を被った。デモ隊はタイヤに火をつけている。警官隊はデモ隊に対してショックグレネードを使用し6人が逮捕されている。

 ゴラニ部隊の兵士達と、バッカ・エル・ガルビエのガソリンスタンドのアラブ人従業員との間でも殴り合いが発生した。最初の調査によると、北部からガザ旅団への増員として召集された兵士達が、休憩に立ち寄ったガソリンスタンドで現地従業員達との殴り合いが発生したとのこと。現在も調査中である。

 ティベリアでもユダヤ人達が通行人のアラブ人に投石して軽傷、それを助けた警察官も軽傷を負い、4人の容疑者が逮捕された。ハイファでもイスラエル右翼の攻撃に警戒して集まったアラブ人達を警官隊がショックグレネードを使用して解散させた。同じハイファのドイツ居住地では運転手が群衆に襲われ、逃げる途中で通行人をひき逃げして逮捕された。ハイファの暴動で8人が病院に搬送され、その中には16歳、20歳と23歳のアラブ人姉妹も含まれている。彼女達はイスラエルのスペイン領事と聖地カトリック教会スポークスマンであるワディア氏の娘達で、自宅の庭で襲われたとのこと。

 ハイファでは他に、8階建ての地下駐車場の5台の車が放火され、煙を吸った60人が負傷している。煙が建物のエレベーター内にも蔓延し、消火隊は住人に対して自宅にこもるよう指示し、消火作業にあたった。現在火の原因を調査中である。

 ロッドでも夜間外出禁止令中に暴動が継続し、警官隊に向けての発砲やパトカーが放火された。ベエルシェバでも数百人のユダヤ人デモ隊が「アラブ人に死を」と叫び、ベドウィンが先日起こした暴動に対して抗議した。デモ隊はアラブ人殺害を呼びかけ、アラブ人が乗っていると疑われた車へ投石をした。

 ネタニヤフ首相とベニー国防大臣は全国の暴動に関し、両者に対して鎮静化するよう呼び掛けている。バットヤムでのアラブ人リンチに関してネタニヤフ首相は、「どれだけ怒っていても関係ない、誰もアラブ人をリンチしてはいけない、対照的に誰もユダヤ人をリンチしてはいけない、絶対にあってはいけない」と語った。

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