ユダの荒野のミステリーな宗教団体の秘密を探検(後編)

 この地点後にトレイルを終えることが可能であり、東の端に到着(南駐車場)するが、クムラン国立公園を訪問することで完了させることを推奨する。実際には、死海写本が発見されたことによって古代クムランの遺跡発見へとつながり、この周辺に1952年から1956年まで実施された考古学発掘に於いて、写本を記した人達の場所を特定する試みがなされた。

 ドミニク会ローラン神父によって行われたクムラン遺跡の発掘では、10か所の沐浴場とそこに水を流し込んでいた水道システム、写本部屋、食堂、1000個以上の食器が発見されたパントリー、ワークショップ、監視塔と墓地が発見された。しかしこの場所には居住部屋が無く、研究者達の想定によると、「ダマスコ同盟」の巻物に記された描写により、この宗派の人々は年間の行事の集会場としてこの場所を利用し、実際にはこの周りの洞窟に住んでいたと思われている。

 コロナ禍以前には、クムラン遺跡はイスラエルで最も観光客が訪れた場所の一つであったが、殆どが海外からの旅行者であった。イスラエル人は、この場所には訪れていない。2020年にコロナ禍を利用し、同遺跡内での大幅な改装が行われた。その中には、様々な展示物がある新しい入口や、その後には遺跡で発見されたレプリカが展示されている。その隣には大きなスクリーンが設置され、歴史的な写真を含んだ遺跡の動画が上映されている。

 この遺跡のコースは短く、主な遺跡へのバリアフリーも完備されている。先端には第4洞窟への素晴らしい展望台がある。遺跡への入場は有料であり、大人29シケル、子供15シケルとなっている。自然公園局で事前に訪問を予約する必要がある。

 「写本トレイル」は無料となっており、事前予約する必要はない。キブツ・カリヤから歩き始め、そこから国立公園に向かって登っていく。また短距離コースもあり、キブツの墓地の林から始まっている。もっと短く軽く歩きたい人には、方向を逆にしてクムラン遺跡から歩き始め、キブツか林に向かって降りているトレイルを歩けばよい。このトレイルは緑色で印付けられている。

 このトレイルは、砂漠の高地、又はクムラン遺跡に入場せずにクムラン川のスナップリング場まで行く人達もアクセス可能となっている。殆どのトレイルは平坦で、数か所に階段がある。難度は軽く、色で印付けられたトレイルだけ歩くことが許可されている。このトレイルから離れて洞窟に入ることは絶対に禁止されており、安全面、又は洞窟の中にいるコウモリを保守する為でもある。

 このトレイルは年間を通じて歩けるが、秋、冬と春が最もお勧めだ。歩きやすい靴、帽子と水をお忘れなく。洪水の警告が出ている時にはトレイルを使用してはいけない。

 死海北部の90号線から、カリヤ交差点を西に曲がる。キブツ・カリヤに向かって走るが、キブツの手前で「写本トレイル(北駐車場)」と書いた標識を探して曲がる。同じ道を戻ってくるか、終点の南駐車場にドライバーが来るよう依頼し、南駐車場はクムラン遺跡となっている。

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