エドモンド・デ・ロスチャイルド・グループ責任者のベンジャミン・デ・ロスチャイルド男爵が、昨日心臓発作でスイスの自宅で亡くなった。享年57歳。
ベンジャミン氏は1963年7月30日にエドモンド男爵とバロネス・ナディン・デ・ロスチャイルドの家庭に生まれ、1997年から父親が設立したグループの総責任者となり、同グループのビジネスと慈善事業の開発・拡大を担ってきた。ここ数年はグループの未来ビジョンの策定に専念し、同グループのビジネスと慈善事業の共同経営者としての役割は、彼の妻であるバロネス・アリアン・デ・ロスチャイルドに任せられた。
エドモンド・ロスチャイルド・インヴェストメント・グループは、プライベート銀行、家族や国際顧客の不動産と資産運営、企画や公共施設への投資などを専門としている。グループは世界中の32か所に事務所を持ち、総額1千730億スイスフラン(約1千6百億ユーロ)の資産を管理し、約2,600人を雇用している。
イスラエルではエドモンド・デ・ロスチャイルド・インヴェストメントハウスが活動しており、主に慈善事業を専門としている。ここ数年間ベンジャミンとアリアン・デ・ロスチャイルドが基金の活動を運営し、同基金はイスラエル社会の格差を無くし、優等生推進の為に数十億シケルを寄付した。
過去1年間に二人はコロナとの闘いにも参加し、研究費用や全国の病院に従事する医療関係者への防護服購入費として7千万シケル以上寄付している。