ヘシュバンの月(10月~11月)渡り鳥にヒガンバナの開花

 「秋を告げる」花との出会い、アフリカに南下する途中のフーラ湖で休憩する鶴との出会いや、ネゲブ砂漠に巣作りする珍しいスワンフェンを観測するチャンスだ。ヘシュバンの月にお勧めの観光スポットだ。ヘシュバンの月には最初の雨がしとしとと降り始めるが、夏の残暑はかき消されていない。これがイスラエルの秋であり、カイソウには申し訳ないが、本当の「秋を告げる」花の時期であり、ヒガンバナ(シュテルンベルギア)とイヌサフランがまず花咲き、渡り鳥のシーズンもピークで多くの鳥がイスラエルで休憩する。

●ゴラン高原のポンチ・バナナ色の珍しい開花

 ゴラン高原のレヘス・バシャニット自然地区では、イスラエルの自然ではとても珍しい2種類の花が並んで秋の時期に咲いているのが発見できます。強い黄色の大きなヒガンバナと、明るいピンク色をしたイヌサフランだ。

 自然地区の興味深い旅行は、黒色玄武岩、火山、ウマイヤ王朝の遺跡、素晴らしい景色への展望を背景とした、ポンチ・バナナ色のフォトジェニックな開花を組み合わせており、泉で泳ぐことも可能だ。

 ヒガンバナはビリヤ・フォーレスト、グッシュ・エッツィヨン、レヘス・ボケルヤティール・フォーレストラハブ・フォーレストでも見ることが出来る。秋を告げるもう一つの花はシニア・サフランと呼ばれており、これはイヌサフランの中でも最も早く開花する品種であり、メロン山の山頂へ向かう徒歩コースで見ることが出来る。

 ダマスカス・クロッカスも秋を告げる花であるが最も希少な品種で、ネゲブ山エイラット山の高い場所で孤立して咲いている。マムシット砂丘では秋にネゲブ・ユリと出会うことが出来、浜百合の砂漠にいる妹分だ。

 全ての花は保護されており、一部はとても希少である。触れることも持ち帰ることも固く禁止されている。

●フーラ湖の鶴王国

 秋の時期には多くの種類の渡り鳥が温かい場所へ移動し、夏になるとまたヨーロッパへと戻っていく。ヨーロッパとアフリカ間を行き来する渡り鳥の多くがイスラエルを通過しており、数日休憩している鳥もいて、一部は冬をイスラエルで過ごす鳥もいる。フーラ湖は様々な種類の渡り鳥を観測するには最も適した場所の一つであり、秋になると鶴が段々と増加し、最後には3月までイスラエルに残る数万匹まで増えていく。

 鶴は主にヨーロッパ北部で生息し、冬には食料があって温かい地域へ南下していく。フーラ湖のトウモロコシやナッツ農作地と泥炭土が多くの鶴をここに呼び寄せている。農作物に被害が出ないように、ユダヤ基金はフーラ湖に鶴のための餌箱を設置し、鶴が休憩しながらアフリカへの旅路を続ける為に必要なエネルギーの温存と、また一方ではフーラ湖で長期間滞在を防いでもいる。

 鶴以外にもフーラ湖には多くの渡り鳥がやって来る。一例としてサン・イーグル、珍しいフロッグ・イーグル、ホワイト・テール・イーグルやカタグロトビ、アヒルやフラミンゴのような様々な種類の多くの水鳥がいる。

2009年にフーラ湖はイギリスの雑誌「BBC Wildlife」によって、世界の重要な野鳥観測地10か所の一つとして選ばれた。フーラ湖現地では自転車やクラブ・カー(電動カート)を借りることも可能であり、鳥の近くまで行ける隠れカートの現地ガイド付きにも参加可能だ。

 渡り鳥観測には、フーラ湖自然公園アイン・アフェック自然公園ウィーカー展望台、ヘッフェル・バレーにあるヘッフェル湖や、テルアビブのど真ん中にあるロッシュ・ツィポール野鳥観測所でも観測することが出来る。エイラットに行くならば、アベローナにある海水プールでフラミンゴを観測したり、サハラ砂漠を縦断する前に最後に燃料を補給するバード・パークへ立ち寄ることをお勧めする。

●謎の多いスワンフェンとヒガンバナ

 植物に周りが覆われている湖が真ん中にあるイェルハム・パークは、渡り鳥を磁石のように引き寄せる砂漠のオアシスになっている。多種多様なサギや鳴き鳥の代わりに、運がいいとポルフィリオ、色は光沢のある青紫、くちばしは濃い赤色になっている希少なスワンフェンだ。

 スワンフェンは茂みに隠れていて、植物の間を駆け抜ける傾向があるが、それを探す価値はある。国内で観測できる数少ない場所の中で、イェルハム・パークが最も見る機会がある場所かと思われる。

 パークからそう遠くない場所にレヘス・イェルハムがあり、国内では最もヒガンバナが多く咲く場所の一つとなっており、丁度この時期に旅行するには適している。

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