フラワーマップ

 コロナ禍で旅行が禁止されている中、イスラエル全国に広がっている素晴らしい開花を見に行くのに絶好の機会だ。住宅街の近くにも開花しており、外出規制距離1km以内でも見ることが出来る開花した花のマップだ。

 この1週間は気候的には夏の真っ最中のように感じられるが、しかし湿度の高い条件も関わらず、イスラエル全国の冬の開花はピークに達している。問題点は、封鎖期間中には遠方まで見に行けないことだ。

 しかし自然公園局では、外出制限距離によって我々と自然とを遠ざけることが無いように考慮し、勿論コロナ規制に違反することもなく、住宅街付近で見られるフラワーマップを用意してくれた。もしエルサレムに住んでいるならば、家から歩けばアリソラム、ファーンリーフ・クレマテス、ハナノボロギク、マリーゴールド、デイジー、シクラメン、オオキバナカタバミなどを発見することが出来る。シュデロットはハナノボロギクだけ、ハデラではハナノボロギクやシクラメン、リッション・レツィヨンならマリーゴールドなどが発見できる。

●アリサラム(Arisarum Vulgare)

 アリサラムの花は小さく、長い茎の上にある。雄蕊は上部、雌蕊は下部に分かれている。花は雨から保護するカバーのような物で覆われている。アリサラムは11月から3月に開花する。

主な開花場所:ロハマ、ゲベルアム、エルサレム、レホーボット、ラーナナ、ハイファ、カツリン、メトゥーラ。

●ファーンリーフ・クレマテス(Clematis Cirrhosa)

 ファーンリーフ・クレマテスは地中海林の典型的なつた類で、イスラエル国内で地中海性気候の山岳地域に広がっている。小枝のように利用した葉の葉柄を使って樹木や低木などを上っていく。開花季節(12月から2月)には、4枚の花弁を持った白色の大きな花(直径約5㎝)を沢山付ける。

主な開花場所:ゴラン、カルメル、ラマット・メナシェ、上部ガリラヤ、下部ガリラヤ、ギルボア、ユダ山地、ユダ低地、ツァフリリーム、エルサレム、エルアド、ハイファ、カツリン、キリヤット・シュモナ。

●ハナノボロギク(Senecio Leucanthemifolius Subsp. Vernalis)

 ハナノボロギクは、イスラエルの地中海性全域に広がっているキク科の一年草である。ハナノボロギクのカーペットは、主に道路の路肩、畑の脇などの肥沃な土地を飾っている。

主な開花場所:オファキーム、シュデロット、レホーボット、ハデラ、エルサレム、アトリット、ハイファ、ツィポーリ、カツリン、メトゥーラ。

●マリーゴールド(Field Marigold)

 イスラエル全国に広がっているキク科の一年草である。しかしステムは短いが、大きく密集した黄色・橙色の花のカーペットを作り出す。

主な開花場所:アラバーのツォファール、ハツェバー、ミツペー・ラモン、イェルハム、ベエルシェバ、エン・ゲディ、エルサレム、リッション・レツィヨン、ハイファ、カツリン、キリヤット・シュモナ。

●デイジー(Bellis Sylvestris)

 デイジーは、地面の近くにリーフロゼットを持つ多年草の草本植物である。花は直径1.5㎝から3㎝で、20㎝から30㎝の長さの無葉のステムの上に一つずつ花咲く。

主な開花場所:北はメトゥーラから南はゲデラとエルサレムまで。ハイファ、エルサレム、ショハム、ゲデラ。

●シクラメン(Cyclamen Persicum

 イスラエルの国花であるシクラメンは、数週間前から開花し始め、4月まで花を見ることが出来る。シクラメンの葉はハート形で、葉を飾るパターンが多彩にある(輝点と明るい葉脈の組み合わせ)。葉のパターンの多彩さは、各花の遺伝子の違いを表している。

主な開花場所:北はメトゥーラから南はショムリヤとアシュケロンまで。メトゥーラ、ツファット、カルミエル、ハイファ、ハデラ、リッション・レツィヨン、エルサレム、ベイト・シェメッシュ。

●オオキバナカタバミ(Oxalis Pes-Caprae)

 オオキバナカタバミはイスラエルの地中海性全域に広がっており、ここ最近では新しい地域にも進出している。花は黄色で12月から開花する。原種はアフリカ南部でイスラエルに定着しており、イスラエルに最も侵略している花の種類の一つだ。この花の普及は在来種との競合や、絶滅の危機に瀕している植物の存在に脅威を与える、主に海岸線地域に於いて深刻な生態学的問題を起こしている。

主な開花場所:北はメトゥーラから南はオファキームまで。エルサレム、テルアビブ、ハイファ、ネス・ツィヨナ、アシュケロン。

●アネモネ(Anemone coronaria

 アネモネはイスラエルで最も知られており、国民に好かれている花の一つだ。キンポウゲ科に属している。多彩な色の花で、赤、白、ピンクや紫がある。南部ではアネモネは赤色だけ開花する(北部ネゲブ砂漠のアネモネの開花カーペットは、「ドローム・アドム」(南の赤色)という名で有名だ)。

主な開花場所:メトゥーラからベエルシェバまでで、ネゲブ山の人里離れた場所にもある。ペタフティクバ、ハイファ、ヨクネアム、エルサレム、ベエリ。

最新記事

すべて表示

全国の特別ブティック・ワイナリー

ワイナリーへの訪問は、過去数年間で盛んとなり、コロナ禍では一般公開したワイナリーの数も増大した。全国の数百か所のワイナリーを訪問することが可能となり、全部にビジターセンターや、ブドウ畑の視察などがある訳でもないが、片手に素晴らしいグラスワインがあれば、それ以上望むものはない。 何処から訪問を開始し、本当に特別はワイナリーとは?北部から南部まで、グラスワイン以外にも提供しているワイナリーを紹介しよう

上級者用シナイ半島

シナイ半島は自分が好きな渡航先の一つで、とても近く、安く、景色も体験の見返りもある。陸上の国境(タバ国境)であるために、シナイ半島が海外だと忘れてしまいやすく、パスポートと海外旅行保険を忘れないようにしないと、ウニを踏んで怪我をしても誰も賠償してくれない。国境使用税はイスラエル側とエジプト側でも支払う必要があり、国境を越えた直後から安堵感がある、のんびりした全く違う世界へ移動できることを確約する。

EUがイスラエルのグリーンパスポートを認証:「航空業と観光業への緩和」

イスラエルとEUは、15日午後にイスラエルとEU諸国内で発行されているワクチン証明書の相互認証契約書にサインした。保健省と外務省の共同声明によると、この契約書のテクニカル的な部分は10月初旬までに完了し、イスラエルのグリーンパスポート保持者が、ヨーロッパ各国のコロナ規制に沿って、現地のグリーンパスポートを取得してレストラン、文化センター、公共施設などへの入場が可能となる。 EU諸国以外に今回の契約