ファイザー社がイスラエルのワクチン接種作戦分析を発表:重症化と死亡防止に97%の効果

 ファイザー社のワクチンは、研究より現実の方が有効性が高い。同社はイスラエルのワクチン接種作戦から送られてきた情報をまとめ、それによるとワクチンは感染防止に効果があると分かっている。

 同社に送られたデータにより、mRNAテクノロジーをベースとしてイスラエルで接種されているファイザー社のワクチンは、無症候性感染症防止に94%の効果があり、つまりこのワクチンは人から人への感染を大幅に減少させている。

 ファイザー社の報告によると、これらのデータはワクチンの症候性感染、重症化や死亡の防止に対して97%の有効性があると示している。この割合は同社がワクチン承認前に実施した臨床実験で提示した95%より高いものとなっている。

 データの分析によると、未接種者とワクチン接種者と比較して、症候性コロナ感染を発症する可能性が44倍、コロナで死亡する可能性が29倍高くなっている。

 60万人の未接種者と60万人の接種者を対象としたクラリット保険会社の研究結果からは、1回目の接種後は感染が57%減少、重症化は62%、死亡は72%減少していることが判明した。

 1回目の接種から21~27日目、2回目の接種を受ける時期だが、感染が66%減少、重症化は80%、死亡は84%減少していた。2回目の接種から1週間後は、感染が94%、重症化は92%にまで減少している。

 大規模な対象者により、特定のサブ・グループに対するワクチンの有効性を評価することも可能となった。年齢層に関するワクチンの有効性は、70歳以上を含む様々な年齢層で相似していることが判明している。3つ以上の疾患病持ちで接種されたサブ・グループの間では、ワクチンの感染減少率は一般人口の94%に対して89%となっている。

 マッカビー保険会社のデータでも、感染防止に多大な成功を見せている。同保険会社の60万2千人の接種者に対し、52万8千人の未接種者で無感染者を対象とした研究によると、2回目の接種から1週間以上経過した後のイスラエルでのワクチン有効性は、95%に達していることが判明した。

 保健省のデータによると、現在までに5百万人以上が1回目の接種済み、約4百万人が2回目の接種済みとのこと。しかし重症化リスクグループである50歳以上の15%が未接種のままである。

 イスラエル防衛軍では、軍隊の81%の兵士達が接種済み、又は回復者であり集団免疫を獲得したと発表した。イスラエル軍では来週から回復者にも1回限りの接種を実施する予定である。

 同時にモデルナ社では、南アフリカ変異株B.1.351を対象とした新規ワクチンを開発したと発表し、また既存ワクチンと新規ワクチンを組み合わせた混合ワクチンも開発したと発表した。同社では60人を対象とした臨床実験第2段階に入り、一部は既存と新規ワクチンを含んだ混合ワクチンのみを受け、一部は新規ワクチンだけを受ける。同社によると、既に最初の接種者は、新規ワクチンを3度目の追加免疫として接種されたと報告している。

 研究所の以前の検査により、既存のワクチンは変異株にも有効であることが既に判明していたが、南アフリカ変異株に対しては免疫獲得が6倍も減少することが判明していた。モデルナ社では過去にmRNA技術のお陰で、6週間以内で全ての変異株に対する新しいワクチン製造が出来ると発表している。

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