ティムナ・パークでロードトリップ:イスラエル版アリゾナ砂漠

 エイラットから北へ25km行ったところにティムナ・パークがあり、テルアビブより面積が大きい約60万エーカーの面積で砂漠のど真ん中に位置している。このパークでは訪問者に対し、この場所の特殊な地理的構造が作り出した、素晴らしい自然現象を提供してくれる。急こう配の山に囲まれた谷、その中には有名なソロモンの柱のような特殊な形や、パークのシンボルとなっているマッシュルーム岩がある。またここは世界最古の鉱山でもある。

 パークの奥にティムナ・オアシスがあり、特別なパステル外観以外に、心の癒しを与えてくれる砂漠のオアシスだ。この小さい湖の隣にはテントが張れるキャンピング場、キャラバンのレンタルや部屋に宿泊することも可能で、翌日パーク内を旅行することが出来る。

 「外出して青空の下で過ごすことを探している。ここは大きな敷地なので密が無く、テルアビブより広い」とティムナ・パークの責任者オメル氏は語った。「密なく一度に多くの人達がパークに来ることが出来る。ワイルドな砂漠の景色と青銅製造の考古学遺跡の組み合わせは、相互の距離が数メートルで存在している事自体がとても特別なことである」とも語った。

 約1か月半の閉鎖後にパークが一般再開されたが、再稼働するにはとても複雑なプロセスだとオメル氏は語った。「再生を押せば直ぐに戻る訳ではない。とても挑戦的なプロセスだ」。

 もう一方で封鎖中に運営陣は何もしないで座っていた訳ではなく、再開後にパークをどのように改善することができるか、もっと訪問者を増加するにはどうすればいいかを考えていた。「もっと良い場所とサービスを提供できる場所にしようと決定した。人と砂漠との出会いが出来る良い体験と、現地のの改善された宿泊施設を提供している」。

 そのようにパーク内の宿泊施設は幾つかの選択肢に分かれている。全てが整っている湖岸の部屋、マットだけあるテントや電気付で小さいキッチン付の荷台まで。これ以外の選択肢にも他の興味深い選択肢がある。パークが提供しているアクセサリー付きの新しい6台のキャラバンで泊まることだ。ダブルベッド、三段ベッド、室内・室外冷蔵庫、コーヒーメーカー、クーラー、収納スペース、シャワーに簡易トイレが設備されている。

 キャラバンの外にはピクニック用の机とバーベキュー用の場所がある。自分のテントやキャラバンで湖岸の専用敷地の施設を利用することも可能だ。「このアイディアは、パーク内が一杯でも十分な場所があり、密にはならないということだ」とオムリ氏は語った。

 二つのダブルベッドともう一つのマットレスがある大型テントに泊まることを選んだガイ家族は、これを選んだ理由をこう説明した。「とても気楽で建物の中に寝たく無く、自分達でテントを張る気もなかったから、これが解決案となった」。

 キリヤット・ティブオンから来た家族は、アリゾナ州の砂漠景色を旅行するのが普通で、コロナのせいでイスラエル版を体験することを知った。「海外に行けないので国内で美しい場所を探していた。この近くを何度も通ったことがあるが、恥ずかしながらティムナを訪問したのは今回が初めてだ」。

 オメル氏によると、秋の終わりと冬の初めが一番ティムナを訪問するのに最適な季節とのこと。「暑い日に旅行するのは大変で、早朝か夜中に出発するしかない。今は日中いつでも旅行できるし、時間制限もないのでこの場所を満喫できると思う」と語った。

 ティムナ・パーク内には、この場所の特殊な地理的構造が生んだ素晴らしい自然現象を見ることが出来る。有名なマッシュルーム岩、アーチ、巨大なソロモンの柱、ティムナのスフィンクスなどである。

 またパーク内には古代エジプト時代の歴史的な遺物もあり、古代神殿の遺跡、人間と動物が崖に描かれた絵画などもある。火星のサイエンスフィクション映画のセットを思い起こさせる景色であり、感嘆せずにはいられない場所である。

 もし日中の景色を楽しんだならば、夜の時間まで待ってみるのも良い。夜にはパークが全く違う色に塗り替えられ、黄色橙色の荒野が濃い紫色と青色になり、全く違う角度を岩肌に与える。疲れた一日の旅行の最後に湖岸に座り、星で一杯の空を見上げることも出来る。

 こんな巨大な敷地のパークをどうやって移動できるのか。ここにパークで最新化された大きな利点がある。各自がどのようにティムナの砂漠自然を体験するかを選ぶことが出来、様々な場所をどのように移動するかも選択できる。70km以上の距離がある自転車コース、数日必要な長距離の徒歩コース又は短距離の徒歩コース、砂岩の崖を登る専門登山家用のコースなどだ。

 星空の砂漠の闇の中を行くガイド付きランタンツアーや、早朝に日の出を見るツアーもある。ガイド付きツアーは古代青銅製造の考古学ストーリーを説明し、この場所が生まれた地理学的なプロセスも説明してくれる。ガイド付きツアーは保健省の規制に沿って行われている。

 新しい可能性として用意されたのが、自分の車で遺跡を移動する方法で、その為に用意された様々な道路やコースが記されている地図を渡してくれる。封鎖中にパークでは、気楽さとソーシャルディスタンスを遵守しながらの旅行をどのようにすれば良いか考え、徒歩コースと自転車コース以外に、自家用車で行けるロードトリップを作る結論に至った。「このアイディアは、訪問者にこの場所の本当のアトラクションである砂漠を経験してもらうことである。気軽に体験できることを提供している」とオメル氏は語った。

 自動車コースは殆どの場所に行けるようになっており、そうでなくても歩けば到着できるようになっている。ロードトリップは暑い日中でも気楽で効果的な解決策であり、事前に計画すれば十分に旅行できるようになっている。家族と一緒に旅行も可能であり、パーク内の遺跡から遺跡への移動も10分以上はかからない。

 またパークでは、深い自然の写真ワークショップ、イスラエルの自然と写真専門家が教える講義と教室、写真展示会、賞金付きの写真コンテスト、カメラを通じての砂漠経験などが2020年12月30日から2021年1月2日の期間もたれる予定である。

●キャラバン料金:2人1泊600シケル、朝食無し。朝食は1人42シケル

●部屋料金:2人1泊500シケルから、朝食無し。朝食は1人42シケル

●子供料金:部屋/キャラバン共に子供一人120シケル

●キャンプ場:1人85シケル

●パーク入場料金:大人(14歳以上)49シケル、子供39シケル

●ガイド付きツアー(夜中又は早朝):1人59~69シケル(パーク宿泊者には割引あり)

https://www.parktimna.co.il/he/

最新記事

すべて表示

キリヤット・シュモナからエイラットまで:都市自然

まだ自然保護地区に行くことが出来ず、でも自然で少し息抜きをしたい人達にとっては、自宅付近の都市部自然を訪問する絶好の機会だ。環境省の支援の下、自然公園局の環境学者が実施した、約50か所の都市自然の枠内で、町の中心部には特別で小さな自然地域が沢山隠れていることが判明した。 これらの調査結果は市長、設計士、地方行政区運営課に提出され、自然を考慮しながらの都市開発計画の継続を可能とさせる。また環境省の支

家族連れで不法侵入、焚火、車両侵入:希少な要塞遺跡での違法と破壊行為

3度目の封鎖が開始して以来、一般公開に向けて保存と開発が進んでいるツェデク要塞国立公園での破壊行為などが多数確認されている。フェンスや遺跡入口の破壊、古代遺跡の床で直に焚火やバーベキューをした跡、不法侵入した車両やバギーカー、また散歩道を車が走行していたのも確認されている。 それ以外に小さい子供を連れた家族が、公式に一般公開され李以前に現場を探索しようと、まだ現場での工事が終了していないにも関わら

熱気球 - ピンク
パイナップルのアイコン - イエロー
包まれたギフト
Wine%20Bucket%20Icon_edited.png
イスラエルのフォトアルバム

© 2020 Saigoaki. All Rights Reserved.