シリアへの原油密輸が、最大の環境汚染の原因

 まだ状況証拠のみであるがギラ環境大臣は、経済制裁が敷かれているにも関わらず、イランからシリアに原油を供給したエメラルド・タンカーに、イスラエルで起きた史上最大の環境汚染の責任があると明らかにした。国防省はこの調査に関与しておらず、イランの環境テロとして環境大臣が主張している内容も知らなかった。

 環境省海洋ユニット責任者のラニー氏は、このタンカーの運航目的は、イランからシリアに違法で原油を密輸することであった。「証明は出来ないが、とても明確な内容である。19年も経ったタンカーで原油を密輸する。それ以外の可能性は全くありえない」とも語った。11万2千トンの原油を積むことが可能このタンカーは古すぎて、ヨーロッパやアメリカの入港できないようになっている。

 他の状況証拠でもイランから出航したこの船が汚染と関連させており、過去8年間でこの船は地中海東側を運航したことが無かった。「パナマの国旗を掲げて謎の荷物を載せて付近を運航する前に、その旗を取り換えている。最初はマルタ島の国旗を掲げていた。運行経路を不明にするために国旗を取り換えている。もしかすると所有会社が変わったのかも知れないが、今でもリビア国籍の会社が所有しているのは疑いの余地もない。状況証拠の結論だが、確信はある」とも語った。

 APによるとこの船はリビア国籍で、12月に所有者が変わったと伝えている。マーシャル諸島に登録されているとの情報も。

 諜報船船長の任務を務めたヨーラム准将は、「シリアへ運ばれる石油製品は全て問題だらけだ。勿論イランからだ。両国とも経済制裁中であり、この船も認識システムを停止し、国際法に違反して運航している。海上でも陸上のように運航規制がある」。

 規制の一部には、安全の為に認識システムを作動させる必要がある。「何かを隠したい船はこれらのシステムを作動させない。他の国々が石油をシリアに売らないために、このような行為に及ぶ。イランとシリア間には極秘同盟のようなものがある。数か月前にイランのタンカーがベネズエラに出航した時に、アメリカが船を拿捕しないか懸念していた。イランの石油輸出手段の一部であり、アメリカの経済制裁を免れてお金を受け取ろうとしており、イランと協力する国もアメリカの経済制裁を受ける恐れがある」と説明した。

 ギラ環境大臣は、「イランは核兵器のみではなく、また我々の国境付近に陣取るだけでもなく、イランは環境テロまで実施している」と語った。ただし国防省関係者は、イランがこの環境汚染の背景にいるかは分からないと伝えている。

 環境汚染原因調査で大きな前進となったのは、汚染源が原油であることが分かったことで、35隻の容疑船舶のうち4隻に絞り込むことが出来た。エメラルド・タンカーはイランから出航した老船で、イスラエルの経済水域を通過した時には通信システムを停止し、シリアに原油を違法に供給したため、感染原因の容疑が強まった。

 またこのタンカーが停泊していた場所で、キプロス島とシリアとの間で更に2か所の原油膜が発見されている。シリアに原油を渡した後に、この船はイスラエルの経済水域を通過してイランに戻り、今日イランに停泊している。

 環境省では、イスラエルの海岸線に原油が到着する数日前の、2月11日に汚染源が作られた想定していた。しかし原油は2月1~2日にイスラエルの海岸線から130kmの地点で放出されたと想定している。

 エメラルド・タンカーのネットに出ている情報では、タンカーの全長は250m、幅44m、最大積載量は11万2,679トンと掲載されている。環境省のスライドではこのタンカーは、1月14~18日の間に原油をイランかイラクのペルシャ湾で積載したとされている。

 1月20日にホルモズ海峡を通過した。1月31日にスエズ運河を通過し、エジプトの経済水域に入った。その後23時間通信システムを停止してシリアに向かった。2月15日には再度ポートサイドに現れてスエズ運河を通過し、2月27日にはホルモズ海峡を通り、イラクのバツラ市付近にあるウム・カッサルに入港している。

 以前このタンカーはエバン・バトゥータと呼ばれており、パナマの国旗を掲げる前にはマルタ島の国旗を掲げていた。ここ数年間の所有会社はGNMTC社でリビア政府の所有となっている。大きな文字でこの船には「環境保護」と弾幕が書いてある。

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