シナイ半島旅行で知っておくべきこと

 約1年間閉鎖されていたタバの国境が1か月前に再開し、シナイ半島で休暇を過ごすことに興味があるイスラエル人を喜ばせた。しかしその再開から今でも混乱が起きている。多くのサイト、フォルムやフェイスブックのグループで、何がどうなっているのかを知ろうと試みているが、殆どが矛盾しているか虚実である。ここにQ&Aで掲載してみた。

1日に何人までの越境制限があるのか?

 一番混乱させている質問から始めよう。ただこれに関しては明確な答えがない。当初はタバ国境を越境で往来する人数は1日に300人までと承認された。その後は300人の人数制限の規制が無効となり更新もされなかった為に、シナイ半島を行き来する人数の制限はなくなったはずである。しかし実際には規制が未だあり、現在では1日に400~450人までとなっている。

 この規制は国境の係員の対応限度に関連しており、正確に言うと彼等の人を受け入れる非対応性であり政府の規制ではない。「十分な従業員数がいない」とタバ国境では言っている。

 しかし人数制限を600人まで、また国境を1日12時間、7日間(現在は1日8時間)の運営時間まで拡大する動きはあるが、それが実現するのは初穂の祭と犠牲祭の後になるだろう。最大の問題の一つは、シナイ半島で旅行を計画した人達が、実際には計画通りに実行することは難しく、毎日自分の運を試すしかないことである。

 ラブ・シナイ・グループのガイ弁護士は、この件に関して航空局陸上国境責任者のヨアブ氏に対して要請書を送った:「1日の人数制限に関して発表できるのか?実際には誰も分かっていない。電話では320人までと聞いたが、現場では400人から450人までとなっている。人数を増やすとも聞いた。誰も何がどうなっているのかを知らない。もし人数制限を変更するならば、それに関して発表する義務がある」。

 この要請書の目的に関してガイ弁護士は、「もし人数を増やすならば、特定の日の出国税を購入できる可能性は高くなる。しかし人数が増えたのかも分からないままでは、全てがうやむやになっている」と語った。

出国税を支払う必要はあるのか?

 タバ国境を越境する為に出国税を支払う必要があり、国境を越えてエジプト側でも支払いがある。イスラエルに戻るときにも通過税がある。片道では100シケルちょっとくらいだ。タバとその付近だけに滞在するならば、それ以上の税支払は発生しないが、タバを越えて南下するならば、405エジプトリラ(約100シケル)支払う必要がある。

 以前のように現地で支払うのではなく、現在は事前に支払う必要がある。国境を往来する人数制限がある為に、1日で供給できる出国税の数も制限されてくるので、旅行を計画した日は既に購入できないことも起こりえる。

 どの日付で出国税支払が可能であるかを事前に知ることは不可能なため、この件に関してもガイ弁護士は空港局へ要請書を送っている。

 「出国税支払のホームページでもいつ支払うことが可能な日付かを知ることは不可能である。最終的に支払いを試み、もし支払不可能であれば何も反応しない。こちらの依頼は、どの日にどれだけの数の出国税支払が可能であるか知ることを可能とすることだ」と要請書に記している。

 「旅行した人にとってはとても簡単でとても容易にしてくれることだ。沢山ある情報不足の一つをなくしてくれる」と弁護士は語った。

出国税支払方法は?

 「ミレグラム」社のホームページで、クレジットカードで事前に支払うことが可能であり、その後支払証明書を印刷する。2歳までの幼児は無料となっている。「ミレグラム」のキャッシャー、又は現地責任者の所へ行き、2歳児までの支払免除許可を貰うこと。

 エジプト側での国境税の支払は、エジプト政府のチェックポイントでなされ、そこで前述のように405エジプトリラを支払う必要があり、現地通貨で現金しか支払うことが出来ない。しかしタバ国境に近い3か所のホテルに宿泊する者は、エジプト側の国境税を支払う必要はない。タバでの宿泊者、又はカジノ訪問者達はイスラエルへ戻る時に税金の返金がある。

グリーン・パスポート保持者のみが越境できるのか?

 当初国境は接種者と回復者のみに再開されたが、今日では未接種者や未回復者もタバ国境を越えてシナイ半島へ行くことが出来るが、イスラエルへ帰国した後には2週間の隔離が義務付けされている。PCR検査を2度受けることによって、10日間の隔離へと短縮することも出来る。

 ガイ弁護士は、最近子供達のようなグリーン・パスポートを保持していない人にとって、どのように状況が変化したかを説明してくれた。「最高裁判所の判決に矛盾していたが、グリーン・パスポート保持者のみが越境できるという規制で、3週間前に規制が無効となった。しかし国境では未だに未接種者と未回復者の越境を禁じており、その中にはグリーン・パスポートがない者でも越境できるという、メディアでも発表された政府の公式発表を信頼してエイラットまでやってくる子連れの家族も含まれている」。

 「到着した時に観光グループの中に未接種者が2人いて、その2人の出国が拒否され、この問題は発展途上国のように解決した。15分後に国境責任者は二人の出国を許可するよう、オーリット観光大臣から直接指示を受けた」。

越境の往来にPCR検査は必要か?

 これは何も変わっていない。イスラエルからシナイへ出国する者、又は入国する者は、全部で3回のPCR検査を受ける義務がある。

 最初の検査はイスラエルで、国境に到着する48時間以内に受けた検査が推薦される。保険会社、又は民間防衛部隊の検査会場ならば検査は無料となっている。

 ガイ弁護士の推奨では、最初のPCR検査は民間防衛部隊の会場で受ければ無料であるし、エジプト側が必要な検査時間の情報が出ている。レウミットやメウヘデットの保険会社のPCR検査は、ヘブライ語で記述されており、検査時間も記されていない為に現地で問題が発生する恐れがあり、クラリットでは病院などで検査を受けることを説得してくるが検査料金は400シケルもかかる、保険会社での検査は無料であるにも関わらずだ。ガイ弁護士によると、「マッカビーには検査時間も記されており、有料検査を勧めることもしない」とのこと。

 2回目のPCR検査はエジプト側で、イスラエルへ帰国する2日前となる。事前予約でヌエバのホテル、又は病院で受けることが出来る。検査料金は580エジプトリラだ。

 3回目はイスラエル側の国境で、イスラエルに帰国した時だ。

タバ国境の規制は違法である

 「タバ国境の規制継続を正当化する、法的指令は全く存在していないが、もう1か月間も国境は最低人数で運営されており、シナイ半島への需要や実際の運営能力とは無関係となっている」。

 「この1か月間で政府の働きによって唯一起きた変化は、1日の人数制限が320人から450人に変わったこと、運営時間が1週間中7日間となったこと、ただし1日8時間のみということだ。人事不足と有給休暇で職員が戻ってこないという言い訳も続いている。自動車での越境が禁止されていることも違法である。同時にこの状況は最高裁判所の判決に矛盾するものであり、空港の再開で最高裁が判決を下したように、イスラエル市民の出入国を規制することは違法であって無効であるということだ」。

 「タバ国境に関する政府のやり方は無法であり、不透明で違法でもある。明確な情報が存在しておらず、5月の出国税も殆どがエージェントによって独占され、一晩で出国税の転売などの闇市場が作られ、一つの出国税が数人に転売された状況さえ出てきた。これもエイラットのホテルオーナー達などの外部の経済的忖度であり、それがイスラエル市民の基本的権利の侵害を継続している状況となった」とラブ・シナイ・クラブは伝えている。

最新記事

すべて表示

エルサレムで衝突の夜:数千人のパレスチナ人が暴動、数十人の警察官が神殿の丘に突入

ラマダンの断食終了後に、神殿の丘とシェイフ・ジャラフ居住地で暴動が発生した。数十人の特殊パトロール部隊警察官達がエルアクサ寺院の広場に突入し、ショックグレネードで数千人のパレスチナ人達を解散させた。パレスチナ側の主張では、警察官が神殿の丘に突入した後に暴動が開始し、警察側では現場で暴動が起きたために突入したと主張しているが、祈祷場所へ部隊を突入させた理由は述べていないとしている。 激しい衝突は幾つ

イギリスもイスラエル人に再開:隔離免除で訪問

イギリスは先日、5月7日から余暇の目的の国際線を再開すると通知し、不必要な海外渡航を禁止して数か月後、イスラエルを含んだ12か国のグリーン渡航先リストを発表した。このリストに含まれている国々の市民は、イギリスへは隔離免除で入国可能となっており、これらの渡航先に行くイギリス人も帰国時に隔離が免除される。 イスラエル以外にこのリストに含まれている国々は、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、

マサダ訪問

イスラエル独立以前から、青少年グループはマサダに登り、「マサダは二度と落とさせない」と周りの崖に向かって叫んでいた。つい最近までイスラエル軍でも現地で式典を催し、イスラエル人や海外のユダヤ人の多くの家族が、山頂で成人式を行うことを選んでいる。今日でもマサダ山頂にある巨大な貯水槽の壁にはオリジナルのグラフィティを見ることが出来、1943年にマサダからヘブロンへ向かった働く青少年グループの70人が徒歩