サウジアラビア皇太子はイスラエルとの関係強化を支持、国王は反対

 Wall Street Journalは、UAEとバーレーンとの国交正常化とにより、イスラエルとの関係強化に関するサウジアラビア君主制内の議論に関して発表している。記事によると、ムハマッド・ベン・スレマン皇太子は父親のスレマン国王に反し、イスラエルとの経済関係構築とイランに対する協力関係を支持している。

 皇太子はトランプ大統領がUAEとイスラエルの国交正常化を発表することを事前に知っていたが、パレスチナ国家建設を推進しないこの過程を止めてしまう恐れから父親には隠していた。宮殿内の関係者によると、夏休み中であった国王はトランプの発表に驚きと怒りを表したという。

 その対応として、国王は彼の側近であるトルコ王子エル・ファイサルに記事を書かせ、「もしUAEの後に他のアラブ諸国が追従するならば、とても高い代償を求めなければならない」と掲載させた。

 トランプ大統領はイスラエル正常化に関してスレマン国王と数回話し合ったと伝えた。「自分の勘では結果的にサウジアラビアはこの合意に参加する。とても素晴らしいことになる。これは知識によるものではなく、国王と話し合った結果である」とホワイトハウスの会見で語った。

 イスラエルの関係筋によると、イスラエルとの関係を正常化するかどうかは、11月のアメリカ大統領選の後までサウジアラビアは待つと見られている。エルサレムではサウジアラビアに対しては楽観的にみており、「イスラエルとの合意を署名するかどうかではなく、いつ署名するか」時間の問題となっているとのこと。

 モサド長官ヨッシー氏は、近い将来にサウジアラビアとの動きがあるかとの記者の質問に対し、「可能性はあるが実際にいつそれが実現するかは分からない」と回答している。

 1か月前にサウジアラビアのファイサル・ベン・プラッハン外務大臣は、「パレスチナ人との合意が無ければイスラエルとの正常化は無い」と公言し、サウジアラビアは「アラブ平和プロジェクトに追従する義務がある」と強調していた。

 また「我々には戦略的なオプションとして平和への義務があり、イスラエルの併合計画は違法である。我々はこの地域の平和達成に関する最大の努力と、パレスチナ人の土地の合併を防止することを称賛する」と語っている。しかし先月サウジアラビアはイスラエルとUAE間とのフライトが自国の領空を通過することを許可し、イスラエルとアメリカ使節団が乗ったエルアルの飛行機が初めて上空を飛ぶことを許可した。

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