コロナ閣議は今晩(12月7日)感染状況悪化の結果、今週水曜日から1月2日まで夜間外出禁止令を実施することを決定した。夜間外出禁止令には外出距離制限も含まれているが、まだ何時から開始して何時に終了するかは決まっていない。その他にコロナ閣議は、パイロットに沿ったレッド・シティー以外での全てのショッピングモールと市場の再開を決定した。関係者達の中では、夜間外出禁止令の効果性に対して疑問を持っている者もいる。今日は約4万3千件のPCR検査で、1,204人の新規陽性者が判明しており、陽性率は2.8%となっている。
保健省大臣のユーリー氏は、18時からの外出禁止令の開始、又は遅くとも19時の開始を求めている。国家安全保障評議会では、今回の外出禁止令の目的は、ハヌカ祭、クリスマスと新年の人の密を防止するためであると説明している。政府はまた明日会議を持ち、外出禁止令の詳細と、外出距離制限の詳細などが決定される予定である。
市民健康サービス局長のシャロン医師と、コロナ総責任者のナフマン氏は、保健省が提案している商店の封鎖を含んだ強化対策を指示しており、外出禁止令は効果性が無く、効果的に感染係数を下げる方法ではないと主張している。「現在の感染数は破滅的ではなく、強化対策によって感染者数を一日1千人以下に落とすことが出来る」とも説明している。
夜間外出禁止令に反対しているのは警察署長代理のモーティー氏で、この方法は効果的ではなく、夜中に全国で外出禁止令を取り締まれるほどの十分な警察官がいないと語った。「結果に対する外出禁止令の効果性を見ると、実施しない方を推薦する」と述べている。
閣議に提出された最終案では、国家安全保障議会会長が提案した三段階計画が水曜日から開始され、保健省の決めた測定値を基本とし、明日の閣議でそれも承認される予定である。また閣議では自宅隔離の条件として、国防省が提案した海外とレッド・カントリーから帰国する者達への検査実施計画を承認した。また閣議ではイスラエル全国の博物館の活動を再開することを承認し、先に選ばれた7か所のパイロット条件に沿って行われ、また公共機関の利用客数の削減と、規制遵守の強化、さらに今回初めて承認されたのが今回の規制でもデモの権利を侵害しないという事であった。
今回の外出禁止令の影響は、エイラットと死海へ陰性反応者の入場を可能とするグリーン・アイランド規制を法定的に却下することである。内務大臣アリエ氏は、この件に関して大臣や検事総長に対して訴え政府の明確な意見を求めた。これに対しネタニヤフ首相は、夜間外出禁止令中でもグリーン・アイランドを運営できることを可能にする法制を進めるように指示した。
会議前に大臣達に提示されたスライドによると、感染系列の断絶にドラマチックな改善が記録されていると説明された。感染者の92%は陽性発覚の当日に調査され、70%の接触が7時間以内に調査されているとのこと。また感染者に対する隔離者の割合も改善し、7月に感染者1人に隔離者1人の割合であったのが、この1週間では感染者1人に対して7人の隔離者の割合となっている。
コロナ規制遵守に関する情報が警察によって提示され、11月には約4万7千件の罰金が切られ、その多く(39,738件)がマスクをしておらず、残りは違法の商店再開、違法な屋外集合人数、自主隔離の違反、禁止地帯の不法滞在や違法集合の解散拒否などであった。